一定の地域でシェアをもつパッケージソフトウェアを、いざ全国区で売ろうとする場合、相当な苦労を強いられる。このネックをクリアするために用いられる方法が、全国で売れている製品に接続して、知名度を上げていく“コバンザメ手法”だ。販売・財務・給与など基幹システムとの連携性を重視し、一緒にユーザー企業へ導入されていく。しかし、メインを張る製品にはなり得ない。愛媛に本社を置くアイサイトは、このネックを乗り越えて、“すき間市場”で独自領域の確立を狙う。従来は、スクラッチ(手組み)開発が担ってきた部分ともいえる。(取材・文/谷畑良胤)