グーグル・クラウドは、クラウドサービス「Google Cloud Platform(GCP)」のサービスパートナーに、NEC(新野隆社長)とNECネッツエスアイ(牛島祐之社長)が加わったと発表した。

 9月19日、20日の2日間にわたり開催したイベント「Google Cloud Next '18 in Tokyo」で明らかにした。NECではまず、特定業種向けのソリューション提供やGCPを活用したサービス開発などに力を入れる。現在、100人ほどの技術者がGCPの認定資格取得に向けて教育プログラムを受けるなど、ビジネスを推進する体制の整備に努めているという。また、NECネッツエスアイでは、GCP関連ソリューションとして、すでにSI構築パッケージやクラウドマイグレーション、ネットワークコンサルティングのサービスを提供しており、今後はGCPの運用監視サービスも提供していく。

 NECでは自社のクラウドに加え、「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」などの主要なクラウドサービスをすでにラインアップしている。20日に行われた記者会見で登壇したNECの榎本亮・執行役員CMOは、「クラウド化の行きつく先はハイブリッドクラウド。オンプレミスや業務の特性に応じて最適なクラウドプラットフォームを選ばないといけない。それぞれに強みのあるグローバルのクラウドプレーヤーとNECが手を結ぶことは必然の流れだ」と語る。その上で「Google Cloudの強みはネットワークで、AIについてもNECとは違った特徴を持つ。これらを組み合わせることで、特定業種に向けた最適なソリューションがつくれるのでは」と期待を示した。
 
グーグル・クラウドのキャロリー・ギアハート・ワールドワイドチャネル
セールスバイスプレジデント(左)と
NECの榎本亮・執行役員CMO。
ギアハート氏はサービスパートナーとなったNECに歓迎の意を表した

 なお、イベントではNECとの協業のほか、東京での「Advanced Solutions Lab(ASL)」の開設や、ファーストリテイリングが日本で初めてASLとパートナーシップを結び、「情報製造小売業」の実現に向けて協業を強化していくことなどを発表している。(前田幸慧)