ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンクC&S)は、スマートホームを中心としたAI/IoTソリューションを手掛ける中国のTuya Globalとパートナー契約を結んだ。これによりソフトバンクC&Sは、さまざまな家電製品をIoT化するTuyaのソリューション「Tuya Smart」を10月16日から提供する。

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Tuya GlobalのMeng da Zhaoヴァイスプレジデント
ソフトバンク コマース&サービスの瀧進太郎・コンシューマ事業本部長
プラススタイルの近藤正充・社長兼CEO

 国内のIoT推進について、ソフトバンクC&Sの瀧進太郎・上席執行役員コンシューマ事業本部長は「日本はほかの国に比べてIoTの普及が遅れている。その要因として、ユーザーにとってはIoT製品の便利さが分かりにくく、メーカーにとっては販売見込みが立てにくいことがある」と説明する。こうしたユーザーとメーカーの課題を解決するのがTuya Smartだという。

 Tuya Smartは、製品のIoT化に必要な通信モジュール、クラウド環境、スマートフォンアプリの開発をセットにしたソリューション。すでに米国、ヨーロッパ、中国など世界200以上の国や地域で展開している。Tuya Smartを搭載した家電は、2万種類以上に及ぶ。

 ソフトバンクC&Sは、ソリューションの提供、製品やアプリの日本語対応、メーカーに合わせたアプリのカスタマイズなどを行う。導入企業は、IoT化にかかる開発期間を最短15日まで短縮でき、開発コストも削減できるという。IoT家電から収集したデータは、製品の改善、開発などに活用することができる。

 一方、Tuya Smart搭載家電を購入したユーザーにとっては、GoogleHomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーやアプリをインストールしたスマートフォンで一元管理できるメリットがある。今後はAIによる分析を組み合わせることで、IoT家電の予兆検知やユーザーの生活パターンを学習し、自動動作も可能になるという。

 ソフトバンクC&Sは、IoT分野でのリソースを持たない日本の家電メーカー、製造工場、ショップ、住設やインテリアショップを中心に提案活動を行う。

 このほか、ソフトバンクグループのプラススタイルが、Tuya Smartを搭載したスマート家電として「スマートロボット掃除機」「スマートアロマミストポッド」「スマート加湿器」の3製品を10月24日に発売する。今後もラインアップを増やし、年内に15製品を追加する予定。(山下彰子)