鈴木氏は、ソニー時代にVAIO事業部のトップを務めた経歴を持つ。「Sony Tablet」、クラウド型メディア配信サービス「Sony Entertainment Network」の立ち上げなどを経て、12年にソニーモバイルコミュニケーションズの社長に就任。直近では、今年3月にソニーの執行役員ビジネスエグゼクティブを退任し、ソニー生命保険の理事に就任した。「ソニーでキャリアを終わらせるつもりだった」(鈴木氏)が、その思いを覆した三つの理由があり、それによりインテル日本法人の社長を引き受ける決心を固めたという。それが、インテルとの親和性があること、インテルが起こす変革にこれまでの経験を生かせること、インテルが担う役割に魅力を感じたことだという。