キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は7月1日、需要予測・需給計画システム「FOREMAST(フォーマスト)」の新バージョンを発売した。天候不順や災害、疫病、SNSでの注目度の急上昇といったコーザルデータを用いて予測の精度を高める新機能を実装したことが主な特徴で、今井太一・数理技術部部長は「一過性や突発的な要因に影響されにくい未来予測が可能になった」と話す。

 コーザルデータを活用した需要予測は、流通・小売業ユーザーの間で活発だ。これに対し、FOREMASTのユーザー層の約7割を占める製造業ユーザーは、サプライチェーンの上流に位置し、製造から販売までのリードタイムが比較的長いことから「日々のコーザルデータの活用は流通・小売業ほど進んでいない」(今井部長)状態だった。