XML技術者育成推進委員会が実施する技術者認定試験「XMLマスター」のうち、昨年11月にスタートした上級資格「プロフェッショナル」に合格した日本第1号認定者。「社内の同僚有志と『日本一プロジェクト』を始め、仲間内でも1番に取れた」。「ベーシック」を含めた有資格者6000人(9月末現在)の頂点に立った。
NEC入社以来、ひたすら「言語」と向き合ってきた。ソフトウェア開発に使う「コンパイラ型言語」や「Java言語」。今は、EC構築用ソフトの開発やECサイト構築に携わる。「顧客の要望に応え、ソフト設計のデバッグ(バグの発見)や微調整する」のが役目だ。
「XMLマスター」は「ウェブサービスなど、次の技術に使える」と思い、挑んだ。お陰で、「会社内で指導する機会が増えた」と、資格を業務で活用する以上の効果を得たという。大学時代は、数学を専攻する傍ら、先輩が起こしたソフト開発のベンチャー企業でアルバイト。「そこで『C言語』を体得した。けど、営業は嫌だな」と感じ、ソフトを開発する地道な作業を選んでいる。そろそろ主任職から製品企画の管理職に昇格する順番が来る。「『ゆっくり着実に歩む』基本姿勢は変えないが、人を動かす製品開発の上流工程を任せられる存在になる」。だが、「プログラマーとして、まだやりたいことが多くある」と、プログラミングに後ろ髪を引かれる思いも。
プロフィール
吉田 享之
(よしだ たかゆき)1968年、千葉県千葉市生まれ。92年、東京工業大学大学院数学専攻修士修了。同年4月、NECに入社。第一基本ソフトウェア開発本部第二言語開発部に配属し、計算機言語のプログラムに従事。00年7月、同社生産技術開発事業部第一技術部主任。ECサイト構築ソフト「ActiveGlobe CommerceSiteExpert」などの開発に携わる。02年9月、NECシステムテクノロジーに出向。同年12月、「XMLマスター・プロフェッショナル」資格取得。03年10月から現職。