社員の9割以上がSE(システムエンジニア)であるソフトウエアコントロール。社員教育ではプロジェクト管理の手法を用いている。 「社員にプロジェクトの進捗、品質、原価の計画を立てさせ、そのプランを必ず実行させる」技術者を管理する赤川俊郎・システム技術部長はそう話す。「計画の妥当性や実施状況の管理に客観性が出るように、直接の上司にあたるマネージャー以外の幹部社員にも情報を公開し、判断の偏りを防いでいる」
社内の情報を透明にし、それを共有すれば、「優秀な人材を育てることができる」という絶対の自信をもつ。「技術者の教育では、言語など技術を磨くための教育も必要かもしれない。しかし、優れたSEになるには、技術に関する高いスキルだけでなく、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、論理的思考能力、文書作成能力、幅広い教養を身に付けなければならない。応用が利く人材に育てることが重要」
最近は、大手ITベンダーが中堅・中小企業向け市場に参入している。危機感は相当あるのでは、と水を向けると、「うちはものづくりができるSE集団。競争力は充分にもっている」と断言する。「指示を待たなくても、自己責任で動ける人材に育成する」そのためには時間と労力を惜しまない。
プロフィール
赤川 俊郎
(あかがわ としろう)1947年、東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、69年、スーパーの赤札堂に入社。システム部門に配属。74年、コンピュータサービス(現CSK)に入社。78年、ソフトウエアコントロールの設立に参画し、現職に至る。