日本企業がワールドワイドでビジネス拡大を図るためには、今や中国市場への参入がカギ。しかし、進出にあたっての懸念材料は、新規顧客を開拓できるかだ。失敗すればリスクも大きい。
NEUSOFT Japan(ニューソフトジャパン)は、中国のソフト開発企業であるNEUSOFTが日本でソフトの受託開発案件を獲得するための窓口。また、日本企業が中国に参入する際の支援業務にも力を入れている。「日本と中国の架け橋になる事業を手がけたい」との志から、日本法人の副社長として迎え入れられたのが鄭雅敏・副社長だ。
遼寧省政府に勤務していた際、カーナビゲーションなど自動車関連機器メーカーのアルパインとNEUSOFTグループの合併支援に携わった。その後は、アルパインの社員の立場から、当時は小規模だったNEUSOFTを見て、「少数精鋭の波に魅せられた」という。
日本法人設立後、提携した日本企業はNECや日立製作所など。日立製作所からはソフト開発を請け負う。NECとはソフトウェア製品に関する評価および検証を行うセンターを共同で設立。中国市場でのビジネス拡大に向けた全面的な提携を結んでいる。
「まだまだ日本での知名度は低いが、日本と中国の差は縮まっている。必ずブランド力を高めていける」
「ワールドワイドにおけるNEUSOFTグループのビジネスを拡大する」ための起爆剤にNEUSOFT Japanを成長させる。
プロフィール
(Zheng Yamin)1988年、遼寧大学卒業。遼寧省政府外事弁公室に勤務。89年、NEUSOFTとアルパインの合弁支援を手がける。92年、アルパインに入社。日本で勤務し、NEUSOFTへの業務委託など国際業務に携わる。02年6月、NEUSOFTグループの日本法人であるNEUSOFT Japanの副社長に就任。同グループの日本市場向けアウトソーシング業務および営業を担当。