Special Feature
レジェンドシステム 10年先もメインフレームは健在 もはやこれは“レジェンド”だ
2015/08/06 21:33
週刊BCN 2015年08月03日vol.1590掲載
記者の眼
ベテランエンジニアの自慢話は延々と続く。「俺の若い頃はメインフレームが花形で……」。終わりのない昔話を聞きたくない若手は、ベテランの知らない最新ITの世界を目指す。メインフレームに近づかない若手と、最新ITに取り残されるベテランエンジニア。
ITの世界は変化が激しいだけに、ベテランと若手の溝は深まるばかりだ。ところが、ベテランエンジニアの居場所は決してなくならない。むしろ、ベテランの居場所は輝きを増していると感じるほどの勢いだ。
レガシーシステムと揶揄されたメインフレームだが、これから10年の先も存続することが有力だという。ITの世界で、何十年も存続して、さらに10年先がみえている分野はどれほどあるだろうか。レガシーシステムではなく、レジェンドシステムとしたのは、そのためだ。ITでは何よりも安定性を求めるシステムが確実に存在する。ハードウェアとしての進化を止めない限り、メインフレームはレジェンドであり続ける。
時代の変化とともに消えゆく存在のはずだったメインフレーム。90年代にはオープンシステムの台頭による“ダウンサイジング”の流れがあり、現在ではクラウドの検討を優先する“クラウドファースト”が主流になっている。メインフレームの居場所は、徐々に失われつつある。ところが、この先の10年はまだメインフレームが使われているという。現役バリバリだ。歴史の長さから“レガシーシステム”とも揶揄されるメインフレームだが、もはや“レジェンドシステム”と呼ぶのがふさわしいのではないか。(取材・文/畔上文昭)
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料)
ログイン
週刊BCNについて詳しく見る
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
- 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!…etc…