Special Feature
荒波に揉まれる 中堅クラウドベンダー 勝ち残りをかけた戦略を探る!
2015/11/12 21:33
週刊BCN 2015年11月09日vol.1603掲載
記者の眼
マルチクラウド環境が進行
“大手一人勝ち”にはならない
クラウドサービスの価格競争はまだ当分続くとみるのが一般的だ。クラウド基盤のOpenStackやCloudStackで標準化を推し進め、高価な専用機によるストレージを廃して、汎用IAサーバー上にソフトウェアで構築するストレージ(SDS)の採用も相次ぐ。フラッシュメモリを使ったストレージデバイスのSSDの価格も着実に値下がりしている。SDSについては、GMOインターネットのConoHaが米「Nexenta(ネクセンタ)」のものを採用しており、同SDSはOpenStackとの連携も可能だ。
クラウドサービス同士の連携──いわゆる“マルチクラウド化”も活発化しており、例えばAWSやAzureのユーザーであっても、中堅クラウドベンダーに適したサービスがあれば、組み合わせて使うことができる。マルチクラウド環境においては “大手一人勝ち”には終わらず、大手にはない特色あるサービスや、販売パートナーにとってうま味のあるサービスを意識的に増やすことで、中堅クラウドベンダーもビジネスを伸ばす余地は十分にある。
米大手データセンター(DC)事業者のエクイニクスがビットアイルを傘下におさめるなど、変化の荒波に揉まれる中堅クラウド陣営。単純な規模の比較ではどうしても見劣りしてしまうが、それでもあの手この手で大手陣営とは違うビジネス戦略を打ち出している。勝ち残る方策とは何か──。(取材・文/安藤章司)
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