文科省は学習eポータルを「日本の初等中等教育(学校教育)に適した共通で必要な学習管理機能を備えたソフトウェアシステム」と位置付ける。デジタル教材や各種ツールのシングルサインオン(SSO)やID連携を実現する機能のほか、学習eポータルを通して利用した教材から得られるスタディログの収集、アンケート機能を活用した体調や気分などのライフログの収集が可能だ。加えて、文科省が運営する、オンライン試験用のCBT(Computer Based Testing)システム「MEXCBT」へのアクセスにも用いられている。2023年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」で、中学3年生の英語「話すこと」でMEXCBTが利用され、これを機に学習eポータルの全国の中学校への導入が加速。来年度の全国学力・学習状況調査では、小学6年生および中学3年生の「質問紙調査」においてMEXCBTの利用が予定されており、小学校への導入も一気に進むとみられている。各ベンダーは、学習eポータル自体は無償で提供しつつ、それを入り口にした周辺製品の提案を進めている。
同社の学習eポータル「Open Platform for Education(OPE)」は、MEXCBTから試験回答の正誤データを得て、ダッシュボード化できる機能などを提供。今後は、OPE上で可視化できるデータの種類を増やす方針で、「Google Workspace」と連携したダッシュボード機能を、23年度中にリリース予定としている。
文科省は学習eポータルを「日本の初等中等教育(学校教育)に適した共通で必要な学習管理機能を備えたソフトウェアシステム」と位置付ける。デジタル教材や各種ツールのシングルサインオン(SSO)やID連携を実現する機能のほか、学習eポータルを通して利用した教材から得られるスタディログの収集、アンケート機能を活用した体調や気分などのライフログの収集が可能だ。加えて、文科省が運営する、オンライン試験用のCBT(Computer Based Testing)システム「MEXCBT」へのアクセスにも用いられている。2023年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」で、中学3年生の英語「話すこと」でMEXCBTが利用され、これを機に学習eポータルの全国の中学校への導入が加速。来年度の全国学力・学習状況調査では、小学6年生および中学3年生の「質問紙調査」においてMEXCBTの利用が予定されており、小学校への導入も一気に進むとみられている。各ベンダーは、学習eポータル自体は無償で提供しつつ、それを入り口にした周辺製品の提案を進めている。