ビジネスを前進させるためには、顧客や従業員の声からフィードバックを正しく、かつ素早く読み取る必要がある。そして、その分析から得られたインサイトを基に顧客のフォローアップというアクションを迅速に実行し、結果をチームで共有してさらなる関係改善につなげていく。クアルトリクスが調査のためのデータ収集会社にとどまらず、エクスペリエンスを管理するプラットフォーマーへと進化できた最大の理由は、得られたフィードバックを必ず生かしてアクションを起こすというサイクル(ループ)を、一つのプラットフォーム上で完結させる“Closing the Loop”を徹底しているところにある。
カンファレンスの目玉となるAIエージェント
「Experience Agents」を発表
今回のカンファレンスで同社は、XMプラットフォームに実装するAIエージェントの「Experience Agents」を発表した。この新機能は、クアルトリクスがこれまで蓄積してきた膨大なエクスペリエンスデータ、つまり“人間の感情と行動のデータ”を基にトレーニングされており、AIエージェントでありながら、「自動化されたタスクをこなすだけではなく、顧客や従業員との信頼関係を構築して、さらにその関係性を深めていく共感的なアプローチでエクスペリエンスのClosing the Loopを実現する」(ブラッド・アンダーソン・製品/エンジニアリング担当プレジデント)という、人間的なデジタルワーカーとしての役割が期待されている。獲得したフィードバックは一つとして無駄にせず、エクスペリエンス改善のループに取り込んで完結させる、これがXMプラットフォームを戦略的に活用する上で最も重要なポイントとなる。
カンファレンスの基調講演にゲスト登壇した米ServiceNow(サービスナウ)のビル・マクダーモットCEOもClosing the Loopの重要性をよく理解しており、「サービスナウでは2万7000人の従業員全員が日常的にどのように行動しているかを把握するために、XMプラットフォーム上でClosing the Loopのプロセスを有効にしている」と語っている。
今回のイベントにも参加したモニタスの林秀紀社長は「クアルトリクスの企業理念はわれわれの方針と合致する部分が多い。とくに熊代カントリーマネージャーとは、日本企業に変化のきっかけを提供したいという思いが共通している。エクスペリエンスという概念を理解できていない日本企業はまだ多いが、顧客の声をただ聞くだけ、アンケートをただ行うだけでは前に進めない。アンケートデータを通して企業がエクスペリエンスを管理する最初の一歩を踏み出し、さらに日本のマーケティング業界に対してデータドリブンな施策の選択肢を増やす支援をしていきたい」と語る。アンケートというタッチポイントに端を発したエクスペリエンスのClosing the Loopを体感できるプラットフォームとしても期待される。
ビジネスを前進させるためには、顧客や従業員の声からフィードバックを正しく、かつ素早く読み取る必要がある。そして、その分析から得られたインサイトを基に顧客のフォローアップというアクションを迅速に実行し、結果をチームで共有してさらなる関係改善につなげていく。クアルトリクスが調査のためのデータ収集会社にとどまらず、エクスペリエンスを管理するプラットフォーマーへと進化できた最大の理由は、得られたフィードバックを必ず生かしてアクションを起こすというサイクル(ループ)を、一つのプラットフォーム上で完結させる“Closing the Loop”を徹底しているところにある。
カンファレンスの目玉となるAIエージェント
「Experience Agents」を発表
今回のカンファレンスで同社は、XMプラットフォームに実装するAIエージェントの「Experience Agents」を発表した。この新機能は、クアルトリクスがこれまで蓄積してきた膨大なエクスペリエンスデータ、つまり“人間の感情と行動のデータ”を基にトレーニングされており、AIエージェントでありながら、「自動化されたタスクをこなすだけではなく、顧客や従業員との信頼関係を構築して、さらにその関係性を深めていく共感的なアプローチでエクスペリエンスのClosing the Loopを実現する」(ブラッド・アンダーソン・製品/エンジニアリング担当プレジデント)という、人間的なデジタルワーカーとしての役割が期待されている。獲得したフィードバックは一つとして無駄にせず、エクスペリエンス改善のループに取り込んで完結させる、これがXMプラットフォームを戦略的に活用する上で最も重要なポイントとなる。
カンファレンスの基調講演にゲスト登壇した米ServiceNow(サービスナウ)のビル・マクダーモットCEOもClosing the Loopの重要性をよく理解しており、「サービスナウでは2万7000人の従業員全員が日常的にどのように行動しているかを把握するために、XMプラットフォーム上でClosing the Loopのプロセスを有効にしている」と語っている。