各種イベントでも「セキュリティ」が重要テーマに

 「セキュリティ」は、今や企業システムにとって必要不可欠な要素となった。「セキュリティ」という枠を越え、すでに企業システムの基盤として欠くことができないものと認知され始めている。国内で開催されるイベントもこのマーケットニーズの影響を受け、「セキュリティ」を強く意識した展示を行い、多くの入場者数を記録している。セキュリティソリューションの現状を追った。

■セキュリティ意識が急速に高まる

 企業のセキュリティに関する意識が、急速に高まっている。たしかに「個人情報保護法」や、いわゆる「日本版SOX法」の法制度化を控え、内部統制の強化が求められているという側面もあるが、相次ぐ情報漏えい事件が社会問題として注目されているという事実も見逃せない。漏えい事故が起きると、企業ブランドに傷が付くばかりか、社会的な信用も失墜し、その対策費用として多額の金額がかかることは、すでに多くの事例から明らかになっている。

 現在、国内で多くのイベントが開催されているが、どのイベントでも必ず「セキュリティ」が重要なテーマとして扱われている。このことからも、企業システムを構築する上で「セキュリティ」への考慮は不可避といった状況になっていることがわかる。

 2007年2月7日から9日まで開催された「NET&COM 2007」は、情報システム/ネットワーク/セキュリティの総合展として、7万1204名の来場者数を数えた。「セキュリティゾーン」に加え、業務プロセスや情報システムの構造を透明化し、業務の効率化と不正の防止、リスクの可視化を実現する内部統制ソリューションを一堂に会した「内部統制ソリューションパビリオン」なども設置され、多くの来場者の注目を集めていた。4月25日から26日には、情報セキュリティのプロフェッショナルが集う「RSA Conference2007」が開催され、5月16日から18日には主要企業1381社(同時開催も含む)が参加した「第4回 情報セキュリティEXPO」、6月11日から15日には来場者数15万7917名を数えた「Interop Tokyo 2007」など、上半期だけでも数多くのイベントが開催された。

 ベンダーが開催するセミナーでも、「セキュリティ」や「内部統制」をうたったものは、多くの参加者を集めている。これは、ユーザーがセキュリティに注目している証しといえよう。

■ソリューションが一堂に会する「Security Solution 2007」

 10月24日から26日までの3日間、東京ビッグサイトで行われるセキュリティイベント「Security Solution 2007」では、最新のネットワークセキュリティ技術や企業のセキュリティ管理システム・ソリューションが一同に集結する。今年の集大成のセキュリティイベントといっても過言ではないだろう。

 セキュリティに関する課題を抱えている企業は、これを機にイベント会場に足を運び、自社に適したソリューションを探してみてはいかがだろうか。

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