「ITpro EXPO 2008」1月30日より東京ビッグサイトで開催

100日間　継続的に情報を発信

　「ITpro」は、日経BP社がITにかかわる読者にターゲットを絞り込んだ専門情報サイトだ。速報性を重視しながらも、取り上げた話題の追加取材や周辺取材を交え、深掘りして報道している。それを支えるのが130名超のIT専門記者だ。実は、ITproは日経コンピュータや日経情報ストラテジー、日経ソリューションビジネスなど、日経BP社が提供しているIT関連媒体11誌が共同で運営している。これら媒体の専門記者が取材・執筆した動向解説やコラムなども配信している。

　その「ITpro」が2007年12月1日からの100日間、継続的に情報を発信するイベント「ITpro EXPO」を始動している。この「ITpro EXPO」では、特設サイト（http://itproexpo.jp/）をオープンしており、ICT（Information and Communication Technology：情報通信技術）の未来を追い求めたメッセージを発信している。

　また08年1月には、日経BP社のコンピュータおよびネットワーク関連媒体が総力を結集した新しいタイプの無料誌「ITpro Magazine」を創刊する。メインテーマは「2007年総括と2008年の展望」である。専門記者による座談会や各誌編集長による大胆予測のほか、エンタープライズICTの総合イベントである「ITpro EXPO 2008」の見どころ解説なども掲載する。

4つのシアターと6つのパビリオンから構成される

　「ITpro EXPO 2008」は、08年1月30日から2月1日までの3日間、日経BP社主催、経済産業省、総務省、アメリカ合衆国大使館 商務部が後援の東京ビッグサイトで行われる展示会である。次世代データセンターやグリーンIT、SaaS、BCP（Business Continuity Plan：事業継続計画）、内部統制、仮想化技術、NGN（Next Generation Network：次世代ネットワーク）などホットなキーワードを中心に、最新のICT技術を紹介するとともに、今日のIT部門が抱えている問題点に対してソリューションを提示する。

　会場は「メインシアター」「止まらないシステム基盤/仮想化シアター」「ソリューションシアター」など4つのシアターや「Windows Server 2008パビリオン」や「運用管理パビリオン」「仮想化パビリオン」「メールセキュリティパビリオン」など6つのパビリオン、「データセンターショーケース」などの特設企画から構成される。

基調講演や特別講演など充実した講演

　また、充実した講演・セミナーも注目されている。慶應義塾大学・グローバルセキュリティ研究所の竹中平蔵所長兼教授による「改革への戦略と人的資源」、オムロン・執行役員常務 事業プロセス革新本部長の樋口英雄氏による「CIOオブ・ザ・イヤー2007受賞者が語る『業務革新とITの強化/活用』」といった基調講演のほか、米ガートナー社・グローバルリサーチ シニア・バイス・プレジデントのピーター・ソンダーガード氏による招待講演、有識者による特別講演などが多数予定されている。さらに、事例を交えたセミナーや「内部統制」「SaaS」「ERP」「SOA」「仮想化」「運用管理」「セキュリティ」といったテーマ別のセッションなど、参加者が知りたい情報を適切に届けるフォーラムが用意されている。

事前申し込みで入場料が無料に

　この「ITpro EXPO 2008」は入場料2000円（税込み）となっているが、「ITpro EXPO」の特設サイトから事前登録することで無料となる。事前登録完了後、「ICタグ付き入場パス」と10万名に「ITpro Magazine」が送付されるという特典もある。興味がある方には、事前登録が確実にお得だ。（週刊BCN　2008年1月21日号掲載）