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<セキュリティソリューション特集> 日本版SOX法、文書化フェーズから運用フェーズに 内部統制関連商材の投入で活性化する市場 後編

2008/02/11 19:56

週刊BCN 2008年02月11日vol.1222掲載

Sky 企業のポリシーに合わせた運用が可能
幅広い層が満足できる「SKYSEA Client View」

■管理者以外でも運用・管理が簡単 ログ解析の編集も容易

 2007年9月30日、日本版SOX法こと「金融商品取引法」が完全施行された。これにより、上場企業は08年4月1日以後に開始する事業年度から「内部統制報告書の作成」と「内部統制報告書に対する監査証明の義務付け」が求められている。

 今や企業活動を続ける条件として、セキュリティ対策やコンプライアンスの確立は必須だ。各ベンダーから多くのセキュリティソリューションが提供され、巨大なマーケットが形成されている。その中でも「使いやすさ」と「分かりやすさ」に特化し、大きな注目を集めているのがSkyの「SKYSEA Client View」だ。07年12月17日には、最新バージョンである「SKYSEA Client View Ver.3」をリリースし、セキュリティ市場の台風の目というべき存在になっている。

 「SKYSEA Client View Ver.3」は、直感的に操作できるインターフェースが特長だ。利用シーンがひと目で分かるアイコン、「1設定1ウィンドウ」のシンプルな設定画面など、簡単に画面を把握することができる。もちろん、注意表示(アラート)、ログ管理、端末機制限・制御、資産管理など、セキュリティ対策を行う上で標準的な機能も網羅している。これらを包括的に活用することで、十分な効果が得られるだろう。

 内部統制報告書は、経理やIR室など、情報システム部門以外で作成するケースが多い。

 「SKYSEA Client View Ver.3」は、運用・管理が簡単でユーザーのITリテラシーに関係なく利用できる。そのため、専任の管理者を配置できない中堅・中小規模企業にとっては、まさに待望のソリューションといえる。

 「SKYSEA Client View Ver.3」で収集したログは、解析条件から表やグラフといった結果がExcel形式で出力することが可能だ。各企業のポリシーにあわせたデータの編集が行えるため、顧客自らがデータを加工することで、柔軟に内部統制に対応できる。「金融商品取引法」の適用範囲は上場企業だが、関連会社等であれば、中堅・中小規模企業であっても内部統制の整備が必要な場合もある。多くの中堅・中小規模企業をサポートする「SKYSEA Client View Ver.3」は、まさに幅広い層の顧客が満足できるソリューションといえるだろう。

■積極的な営業により、末長い関係を構築

 「使いやすさ」と「分かりやすさ」によって、幅広い層に訴求する「SKYSEA Client View Ver.3」。導入の際も、インストール作業はシンプルで、迷うことがない。必要な設定項目は、「ログの保存場所」と「管理機情報」のみ。設定を最小限に抑え、導入後すぐに運用することができる。販売代理店にとっても手離れのいい商材であることから、訴求しやすく、高い評価を受けている。

 また、今回のリリースに合わせて、販売代理店をサポートするための情報誌や製品についての小冊子を配布。これらの効果により、「SKYSEA Client View Ver.3」に対する認知が広がっている。実際に、展示会などにも積極的に展開し、リリースから1ヶ月あまりにもかかわらず、販売代理店からの引き合いも多い。

 同社の営業方針は「顧客・販売代理店と末長い関係を構築する」ことだ。そのため、評価用ソフトウェアの提供にも積極的に応じ、顧客が納得したうえで販売を行う。導入が容易なことに加え、このようなサポート体制を続けることで、今後セキュリティ市場で伸張することが期待される。同社では「現在はリリースからまだ間もないが、今後、運用・管理についての要望をいただくことがあると思う。次につながる意見はたいへん重要。それらを生かして、今後も積極的な提案をしていきたい」としている。

 「誰でも使える分かりやすさ」と幅広い企業に対応できる柔軟性を合わせた「SKYSEA Client View Ver.3」。販売代理店や顧客から信頼を獲得し、引き続きセキュリティ市場で注目の的になることは間違いない。

Sky=http://www.skygroup.jp/

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