Special Issue

<コンシューマ市場冬商戦>ネットワークが紡ぎ出す新しい市場

2008/10/04 19:56

週刊BCN 2008年09月29日vol.1253掲載

アイ・オー・データ機器
デジタルライフをもっと快適に
PC周辺機器に加えデジタル家電の周辺機器も強化

デジタル家電との融合で活用シーンを広げる

 昨今、デジタル家電とパソコンとの融合が進んでいる。地上デジタル放送(地デジ)は、液晶テレビやプラズマテレビだけでなく、パソコンでも楽しめるようになった。地デジの録画についてもパソコンで行えるようになっている。また、インターネットに接続可能なデジタル家電も普及し始め、活用シーンを広げている。このように、デジタル家電とパソコンの垣根は日々低くなっていると言えるだろう。

 アイ・オー・データ機器は、PC周辺機器メーカーとして高い知名度を誇るが、デジタル家電の周辺機器ベンダーとしても頭角を現している。

 2008年9月30日から10月4日までの5日間、幕張メッセ(千葉県)で開催される最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2008」の同社ブースは、「あなたのデジタルライフをもっと快適にします」をテーマとし、活用シーンを広げる最新周辺機器が多数展示される。同社ではパソコンのみならずデジタル家電についても、ユーザーのデジタルライフを支えるための製品を強化しているのである。

最新の製品に触れられる「CEATEC JAPAN 2008」

 同社のブースは「みんなで楽しむデジタルライフゾーン」「大切な思い出をしっかり保存ゾーン」「最新“地デジ”ゾーン」の3つのゾーンから構成されている。

 「みんなで楽しむデジタルライフゾーン」では、東芝の液晶テレビ「レグザ」シリーズと連携し、録画したテレビ番組を外付ハードディスクやLAN接続ハードディスクに保存・視聴できる。特に、「HVL4-Gシリーズ」と「レグザ ZH500/ZV500シリーズ」を連携させることで、録画データをネットワーク内にある「レグザ ZH500/ZV500シリーズ」または「レグザ Z3500、Z2000シリーズ」で共有することができる。「HVL4-Gシリーズ」は、今後家電メーカーでの標準化が見込まれている「DLNA1.5」と「DTCP-IP1.2」の規格に沿って設計されているため、対応の機器をホームネットワークに追加するだけでコンテンツを共有することが可能だ。

 「大切な思い出をしっかり保存ゾーン」では、普及が進んでいるデジタルカメラやハイビジョンビデオカメラなどで撮影された大切な思い出をブルーレイやDVD、ハードディスクなどに保存するソリューションを展示。電源内蔵でコンパクトな外付ハードディスク「HDCN-Uシリーズ」は、ビクターのハイビジョンハードディスクムービー「Everio」(GZ-HD40/GZ-HD30)、三洋電機のデジタルムービーカメラ「Xacti」の「Xactiライブラリ」に対応し、USBケーブルをつなぐだけで簡単に撮影したハイビジョン映像を保存できる。また、ハードディスクに録りためたデータは「Everio」、「Xacti」を介してテレビの大画面で鑑賞可能だ。「最新“地デジ”ゾーン」では、ノートパソコンで地デジを観る・録る「GV-MVP/HZ」やアナログテレビで地デジが視聴できる地上デジタルハイビジョンチューナー「HVT-T100」、デジタル放送などで使われる著作権保護技術「HDCP」に対応したDVI-D端子を搭載したワイド液晶ディスプレイ「LCD-MF241Xシリーズ」などが展示される予定だ。パソコンで地デジを楽しむ新しいライフスタイルもアイ・オー・データ機器は提案している。その他、出荷前の製品デモも展示予定の為、未発売製品が体験可能だ。

 今年のコンシューマ冬商戦は、デジタル家電を意識した製品が続々と投入されるだろう。PC周辺機器ベンダーも新規市場として、デジタル家電市場を意識し始めている。そのような市場をリードしているのがアイ・オー・データ機器と言えるだろう。新市場を開拓し続けるアイ・オー・データ機器の展開に業界からも注目が集まっている。




アイ・オー・データ機器=http://www.iodata.jp/