Special Issue

インターネットイニシアティブ(IIJ) SaaS事業者に選ばれる「IIJ GIO」 安定性、信頼性で抜群の評価を得るIaaS基盤

2013/03/21 19:56

週刊BCN 2013年03月18日vol.1473掲載

2012年度 IIJ GIOパートナーアワード



■総合部門■ アイフラッグ

[受賞理由]
 IIJ GIOのサービス提供開始以来、順調に利用実績を伸ばし続けており、とくにIT部門をもたない中小企業のITパートナーとしてすぐれたソリューションを提供している。エンドユーザーのビジネスにおけるインターネット利用の活性化に貢献した。

[コメント]IT統括部 部長 長澤一雅 氏
 現在、アイフラッグでは3万社に対しIIJ GIOをベースとする独自開発のECシステム、CMS、CRMを開発し、SaaSとして提供している。IIJ GIOはスモールスタート、ミニマムのインフラで開始でき、ユーザーの増加に合わせてインフラを増設できる点を評価している。例えばエンドユーザーがTVで紹介されるとアクセス数が急増するが、一時的にサーバーを増強するなどのコントロールで対処できるため、安定性が高いとエンドユーザーにも好評である。



■特別賞■ ビープラスシステムズ

[受賞理由]
 小児科および乳幼児の保護者を対象とする予防接種受付システムをサービス化。乳幼児の保護と病気の予防だけでなく、病気の感染予防という社会的意義を持ったサービスとなっている。クラウドの利点を生かし、全国へ展開中。

[コメント]代表取締役 石井桂子 氏
 日本は医療大国といわれるが、ワクチンと予防接種については制度が複雑なため、後進国となっている。接種したくてもできない妊婦や子供を感染症から守る役割の必要性を感じて、現役のドクターと共に医療機関と保護者でデータを共有するサービス・母子手帳の電子化を行った。その基盤としてIIJ GIOを採用した。当社は小規模企業なので、IIJパートナープログラムによる信頼性がビジネスの現場では取引先の信頼を得るために役立っている。



■ビジネス部門■ ネットワールド

[受賞理由]
 IIJ GIOの販売パートナーとして、拡販に多大に貢献した。仮想化プラットフォームVWシリーズの販売分野では共同プロモーションを展開したほか、GIOライブラリへのソフト拡充など多方面に渡って協力している。

[コメント]取締役 SI技術本部長 野村栄司 氏
 IIJとネットワールドは、データセンター運営企業とソフトウェア提供企業という理想的なかたちで提携している。提携理由として特筆すべき点は、IIJ GIOライブラリやVMwareの検証の分野などで技術協力していることにある。VMware関係のソリューションにはとくにハイレベルだ。もちろん当社は販売にも協力しており、今後もパートナーシップの強化に努めていく。IIJは設立20年とのことなので、お祝い申し上げる。今後の発展にますます期待している。



■ビジネス部門■ ピーシーフェーズ

[受賞理由]
 NTTドコモ案件など大規模プロジェクトでの協業に加え、国産初のBaaS(Backend as a Service)を市場に投入するなど、モバイル向け大規模システム、スマートフォン向けアプリケーションの分野で大きく貢献した。2度目の受賞。

[コメント]執行役員 モバイルマーケティング事業部長 二瓶 司 氏
 われわれはモバイル向けサイト・サービスの分野で事業を展開している。そのためITインフラ企業と取引する機会は多いが、IIJ GIOのシステムの安定度の高さやアフターケアの総合力で抜きん出ていると実感している。アメリカで先行しているBaaSを日本で初めて商用展開した。日本企業のボトルネックになっているエンジニアの負担を解消し、エンドユーザーの工数、開発期間コストを劇的に解消するだろう。今後もIIJとは末永いパートナーであり続ける。



■サービス部門■ リヴァンプ・ビジネスソリューションズ

[受賞理由]
 外食・小売業界に特化したユニークなビッグデータ分析支援サービス「瞬析TURBO」の基盤としてIIJ GIOを採用。楽天や良品計画などの大規模ユーザーを抱える大手小売り企業で、POSデータの分析のために導入されている。

[コメント]瞬析事業部長 大塚亮一 氏
 リヴァンプ・ビジネスソリューションズが提供する「瞬析TURBO」はIIJ GIO上で動作するPOSデータの分析ツール。従来のBIツールはいずれもオーバースペックで、一般的な外食・小売り企業では各現場がバラバラの利用をしてしまい、かえって不便だった。「瞬析TURBO」はそうした課題を解決する。分析ツールをSaaSで提供するには安定性が重要だが、IIJ GIOはこれまで無停止となっており、その安定性を高く信頼している。



■サービス部門■ エイトレッド

[受賞理由]
 エイトレッドは国産ワークフローパッケージでシェア第1位の「X-point」のクラウドサービスをIIJ GIOを基盤として提供している。IIJ GIO仮想化プラットフォームVWシリーズをSaaS基盤として初めて利用した事例となった。

[コメント]取締役 営業本部長 橋口和明 氏
 当社はウェブ上で動作するアプリケーションの開発企業で、ワークフローパッケージ製品の「X-Point」という製品を提供している。これはユーザー企業の社内における書類の電子化とワークフローを管理する製品で、クラウドサービスとして展開している。当社がIIJとつき合って2年目。今後はポスティングやPaaS、IIJ GIOを利用したサービスを展開して、当社、パートナー、IIJの3社の間でWin-Winの関係を築いて行きたい。



■プロジェクト部門■ マルティスープ

[受賞理由]
 JAめむろ(芽室町農業協同組合)の「大規模農場向けフィールド情報管理システム」を構築し、エンドユーザーの経費削減に大きく貢献。このプロジェクトではIIJ GIOを基盤とするiFieldクラウドを使用し、低コストかつ短期構築を実現した。

[コメント]代表取締役 那須俊宗 氏
 マルティスープは、「iField」というブランドで、モバイル、位置情報、空間情報に関するフィールド支援のソリューションを提供している。現在はスマートフォンの活用を中心に据えており、動体管理、ステイタス管理、フィールド業務ソリューション、ナビゲーションなどを展開している。フィールド業務を可視化するには、クラウドが活用できるのではないかと考えて検討したところ、IIJ GIOはインフラとして最適なクラウド基盤だった。



■プロジェクト部門■ 日揮情報システム

[受賞理由]
 旭シンクロテックの基幹業務システムの刷新計画「Asahi S.W.A.T Project」において、原価管理システムを構築。ユーザーの業務改革の実現に貢献。建設業界向け工事原価管理・積算システム『BEStPRO』の基盤としてIIJ GIOを採用。

[コメント]建設ビジネス事業部 事業部長 小池達也 氏
 日揮の子会社として日揮グループと外部の両方に向けて、情報システムのサービスを展開している。今回、クラウド基盤としてIIJ GIOを採用し、BEStPROを提供した。IIJ GIOはハードウェア保守費用や今後の試算の償却の費用が大きく、費用対効果に優れるため、クラウド上で運用することをエンドユーザーに提案し、採用が決定した。IIJ以外のクラウドも評価したが、コスト面、サービス品質面でIIJ GIOが最もすぐれていた。

[次のページ]

関連記事

IIJ、「IIJ GIOパートナーフォーラム2013」を東京で開催

インターネットイニシアティブ クラウドサービス「IIJ GIO」の事業拡大へ  パートナー支援を拡充

<IIJの「クラウド」「モバイル」「スマートデバイス」戦略>「使う」「つなぐ」「管理する」の機能で、スマートデバイスの最適な利用環境を実現

IIJ、業務アプリ流通の担い手に デリバリを加速化し、クラウドの普及を促進

IIJ、クラウドビジネスの推進でEMCジャパンと協業

外部リンク

インターネットイニシアティブ(IIJ)=http://www.iij.ad.jp

「IIJ GIOパートナーソリューションカタログ Vol.3」お申し込みフォーム