現場のニーズを満たすソリューション
基幹業務パッケージに「名人シリーズ」を連携
富士通マーケティング

藤岡潤治
中部営業本部本部長代理
(兼)東海支社長
 富士通グループのSMB(中堅・中小企業)向けビジネスを手がける富士通マーケティング。同社で30年間、「名人シリーズ」の販売を手がけてきた藤岡潤治・中部営業本部本部長代理(兼)東海支社長は、「伝発名人」との出会いを鮮明に覚えているという。「当時は、手書きからコンピュータを使った伝票に変わり始めた時期だった。しかし、伝票をコンピュータで出力するにはプログラミングの必要があり、伝票の種類が多い企業はとても苦労していた。ワープロ形式で伝票の指示ができる伝発名人と出会った時、こんな簡単にできるのかと感動したのを覚えている。業務のコストカットにもつながり、お客様からもとても喜んでもらった」と振り返る。

 富士通マーケティングが提供している販売管理システム「GLOVIA smart きらら 販売」では、帳票ソリューションやEDIソリューションとして名人シリーズをシステム連携させている。藤岡支社長は、「ユーザックシステムの製品は、生産性の向上など現場のニーズに対応した機能に強みがある。当社のERPは、拡張性と柔軟性の高さが大きな特徴だ。それぞれの強みを組み合わせることで、現場が本当に必要とするシステムを提供できる」と、ユーザックシステムとの協業のメリットを説明する。

 「Best Solution & Best Partner」をコーポレートメッセージに掲げる富士通マーケティング。藤岡支社長は、「SMBの業務を改善するためには、当社だけでは通用しない部分がある。全国のパートナーのキラーパッケージを体系化し、それをミックスしてそれぞれのお客様の課題に合ったソリューションを提供していく」と、パートナーとの協業を軸に今後も市場をリードしていく。

統合の相乗効果でさらなる拡販へ
「EOS名人」で流通業のシステムを改善
NCS&A

山口満之
取締役執行役員常務
 2014年8月1日に、日本コンピューター・システムとアクセスが統合して誕生したNCS&Aは、「名人シリーズ」のなかで流通BMS(ビジネスメッセージ標準)に対応したパッケージ「EOS名人」の販売で定評のあるSIerだ。オフコンのユーザー企業を対象に、レガシーシステムのマイグレーションを進めながらEOS名人を提供。多くの卸売業をユーザー企業として獲得している。

 NCS&Aが卸売業に対してマイグレーションを行う際、主要な製品に据えているのはEOS名人とERPパッケージの組み合わせだ。内田洋行の「スーパーカクテルシリーズ」やOSKの「SMILEシリーズ」など、ERPでシステムのリプレース提案の際に、EOS名人も提案、導入。山口満之・取締役執行役員常務は、「お客様からは、流通BMSへの対応体制が整うことに加え、システム担当者の方などからは『操作がわかりやすいので楽に使える』ということから、高い評価を受けている。EOS名人は、お客様の満足度を高める大きな武器だと捉えている」としている。

 最近では、EOS名人の導入をきっかけにして、基幹システムのリプレース案件を獲得することもあるという。さまざまな種類の伝票を発行できる「伝発名人」に対するニーズもまだまだある。山口取締役は、「名人シリーズは、システム案件を獲得するための突破口になる製品」と評価する。

 今年3月で統合初年度が終わって、来年度(16年3月期)から本格的に統合効果を発揮することになるNCS&A。山口取締役は、「旧アクセスが得意とする金融分野以外にアプローチしている分野でも、名人シリーズを足がかりに新しいお客様を獲得するケースも狙っている」とアピールする。経営統合の相乗効果のけん引役として、名人シリーズに対する期待は大きい。

「名人シリーズ」は「武器」となり得る
地域に根ざしたSIとソリューションを提供
内田洋行ITソリューションズ

新家俊英
代表取締役社長執行役員
 内田洋行グループの内田洋行ITソリューションズは、全国22拠点の地の利を生かし、各地域に根ざしたシステムインテグレーション事業に強みをもつSIerだ。ERPパッケージ「スーパーカクテル」、福祉施設向け業務管理システム「絆」など、内田洋行グループのオリジナルアプリケーションを中核に、さまざまな業種・業界に特化したソリューションを提供している。

 内田洋行ITソリューションズは、1986年の「伝発名人」発売以来、「名人シリーズ」の販売を手がけてきた。新家俊英社長は、「オフコン版の伝発名人は、われわれのERPシステムでは表現できなかった1mm単位での印字位置指定を実現した画期的なソフト。お客様の声から課題をくみ取り、『コロンブスの卵』のような製品をつくり出すユーザックシステムのDNAは、『Autoブラウザ名人』や『EOS名人』など名人シリーズのプロダクトに引き継がれていると感じる」と、名人シリーズの先進性を指摘する。

 ITシステムに対する顧客のニーズが多様化している現在、1社のSIerだけですべての要望に応えることは難しい。新家社長は、「全国のパートナーのソリューションやノウハウを組み合わせることで、お客様のニーズに最適なシステムを提供していきたい」との考えを示す。そのうえで、スーパーカクテルにアドオンとして連携する名人シリーズは「われわれの武器となり得る」と大きな期待を寄せる。

 内田洋行ITソリューションズは、全国各地の地域に根ざしたシステムインテグレーションと、スーパーカクテルなど内田洋行グループのアプリケーション、そしてパートナーとの協業によって、今後は次の成長領域としてクラウドビジネスにさらに注力していく。