クラウドセッションで「クラウドの売り方~SIer、販売代理店が商機をのがさないために~」と題して講演したクラウドサービス推進機構の松島桂樹理事長は、「従来の受託開発を中心としたエコモデルは、ベンダー、ユーザー企業ともに不幸になる。ITビジネスは、第四次産業革命といわれている『インダストリー4.0』で変わる。その時代に向けて、ITビジネスのエコシステムを構築していかなければならない」と語った。また、クラウド時代は従来の製品売り切りモデルから、「サービスを提供」「その利用状況情報の収集」「データ分析」「サービス改善」という順でサービスサイクルが構築されるモデルに転換していくことの重要性を説いた。

松島桂樹
理事長
 さらに、「これからのビジネスは『ものづくりからおもてなしづくりへ』となって、使った分だけ支払うサービスモデルが増えていく。実際に、買うから使うへの転換が急速に進んでいる」と説明した。

 最後に松島理事長は、SIerや販売代理店がクラウドをビジネスにしていくために「誤解を解き、発想を変え、ビジネスにしよう」と語る。「クラウド時代になっても、ユーザー企業の求めるものはまったく変わっていない。クラウドになればなるほど、専門家が求められる。顧客に寄り添い、そのクラウド経営サイクルを全面サポートできるサービスを提供していくべきだ」と強調して締めくくった。