<Windows Server 2016  HCIで商機をつかむ Partner>
サポートに万全の体制整備で安定運用に貢献


 Dell EMCは、国内HCI市場で出荷の台数と金額ともにシェアNo.1の地位を獲得している。その強みは、HCIで豊富なラインアップを揃え、ユーザーに適材適所で提案できることにある。さらに、マイクロソフトとの協業から生まれた「Microsoft Storage Spaces Direct Ready Nodes(S2D Ready Nodes、通称エスツーディレディーノード)」は、「完全検証済みの構成を提供することで設計、導入、運用の各フェーズでお客様に安心をお届けできる」という。

MSとの協業で誕生したHCI
国内シェアNo.1に

 国内HCI市場で2017年第3 四半期に出荷台数でシェア1位 ※1 を獲得しており、x86 サーバー市場でも、2017年第3四半期に出荷台数と出荷金額で世界シェアトップ ※2 を獲得するなど躍進が続く。
 

増月孝信
インフラストラクチャ・
ソリューションズ事業統括
ソリューション本部
シニアビジネス開発マネージャ

 Dell EMC は、HCI製品として Dell EMC PowerEdgeサーバーをベースにしたアプライアンス「Dell EMC VxRail」、Nutanixソフトウェアを搭載した「Dell EMC XC」、完全検証済み構成の「Dell EMC vSAN Ready Nodes」、「Dell EMC ScaleIO Ready Nodes」など、豊富なラインアップを揃えている。

 「国内HCI市場は、16年以降、急成長している。現在、その流れを加速させようとしているのが、Windows Server 2008からWindows Server 2016への乗り換え需要だ。移行に合わせて構築・運用が容易になるHCIの導入を検討するケースが増えている」と増月孝信・インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括ソリューション本部シニアビジネス開発マネージャは説明する。
 

正田三四郎
インフラストラクチャ・
ソリューションズ事業統括
ソリューション本部本部長

 HCI導入を検討する際、すでにWindows Serverを使用していれば、Windows Server 2016 Datacenterの標準機能「記憶域スペースダイレクト(S2D)」を活用することは、Windowsの管理コンソールへの慣れやコスト面からもメリットが多い。こうしたニーズに対応するためDell EMCが17年6月に提供を開始したのが、S2D Ready Nodes。マイクロソフトとの協業から誕生したS2Dに対応する完全検証済みのHCIソリューションである。

 「S2D Ready Nodesなら、事前の想定通りに稼働しない、パフォーマンスが十分にでないといった問題が発生することなく、容易な導入が可能だ」と正田三四郎・インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括ソリューション本部本部長は強調する。

HCI導入前・後の課題に対応する
充実したサービスを提供

 S2D Ready Nodesの強みは、「設計が安心」「導入が安心」「運用が安心」の3点に集約される。
 まず「設計が安心」では、マイクロソフトの「Windows Server Software Defined(WSSD)」認定を受けているだけでなく、Dell EMCがWSSDに規定されない負荷試験など、独自の試験も実施している。また、必要な性能や機能にあわせて選べる三つのプリフィックスパッケージ(キャパシティ/バランス/パフォーマンス)を用意する。「最小2ノードから16ノードまで拡張できるのは、今のところ当社だけだ」と正田本部長。

 「導入が安心」では、構築ガイドと導入サービスの提供がある。S2Dは市場に投入されたばかりで、チューニングなどのノウハウはまだ一般化していない。Dell EMCの導入ガイドは日本語化されていて、ユーザーがやりたいことを選んで導入から運用までの手順を理解できるようになっている。これにより構築、設定の時間を28%削減できるという。

 「ユーザーが試行錯誤するような部分について、当社がマイクロソフトと共同開発してきたノウハウを盛り込んだ。例えば、オールフラッシュにするのか、SSDとHDDのハイブリッドか、SSDでNVMeを使うのかなど、システム要件に合わせたテンプレートを提供している。スムーズかつスピーディな構築ができる」と増月マネージャ。

 「運用が安心」では、ソフトウェア、ハードウェアを一元化したソリューションサポートを提供する。「とくに、S2D Ready Nodesのサポート構築には時間をかけて、万全の体制を整備した。お客様からの問い合わせの際も、Ready Nodesの使用が保守データベースに記録されているため、構成をすぐに確認できる。これにより問題解決時間を31%、ダウンタイムを14%削減でき、安定運用にも貢献できる」と増月マネージャはメリットを説明する。
 

 S2D Ready Nodesのリリースから約半年が経過したが、従来のHCIとユーザーの目的に違いはあるのだろうか。

 「従来、HCIはVDIに使用するケースが多かったが、S2D Ready Nodesではストレージのリプレースがかなり目立っている。HCIでSDxを統合していきたいというニーズは運用管理者側に多いようだ。データベース系や新規の仮想化基盤構築で使われるなど活用の幅も広がっている。われわれも、オープンエコシステムを通じて、パートナーの方々によるS2D Ready Nodesの付加価値販売を支援していきたい」と正田本部長はアピールする。

 すでにその一例として、野村総合研究所ではS2D Ready Nodesに最適な運用管理ソリューション「mPLAT Suite」を開発し、昨年12月に提供を開始した。

 また、Dell EMCではマイクロソフトとのパートナーシップをベースに、S2D Ready Nodesに加えてMicrosoft Azure Stackについても密に連携を取り、ハイブリッド環境やエッジ向けなどソリューションの幅を拡大していく方針だ。

※1 出典: IDC Quarterly Converged Systems Tracker 2017Q3「国内出荷台数」 
※2 出典: IDC Worldwide Quarterly Server Tracker 2017Q3「世界出荷台数」&「世界出荷金額」IDCでは、世界サーバ市場におけるベンダーシェアの差が1%未満の場合、ベンダーランキングではタイ(同位)として扱う。

 
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