アリババの事業を支える可用性やセキュリティをPR

 SBクラウドからは、奥山朋・プロダクト技術部ソリューションアーキテクトが登壇し、「Alibaba Cloudが支えるクラウドプラットフォームの仕組みとIT大国中国のテクノロジー事例紹介」と題して講演した。

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奥山 朋
プロダクト技術部
ソリューションアーキテクト

 奥山氏はまず、Alibaba Cloudの成り立ちについて、「アリババグループは非常に速いスピードで成長している。日本でよく知られているECも、中国国内のみならずグローバルにサービスを展開しているほか、金融、決済、物流、広告・メディアエンタテインメント、生活サービスなど、社会生活にかかわるほとんどの領域をカバーするサービスを提供している。Alibaba Cloudは、こうした広範な事業を支えてきたインフラ、プラットフォームが成熟して、外部にも提供するようになったサービスだ」と説明。

 その実力の一端を示すエピソードとして奥山氏は、11月11日の「独身の日」セールでECの膨大なトランザクションを捌いた事例を紹介。「アリババは、たった1日で約2.9兆円を売り上げた。これを問題なく処理できたというだけで、Alibaba Cloudの性能、スケーラビリティが理解していただけると思う」と話した。

 さらに、「世界のパブリッククラウド市場においても、すでに米アマゾン、米マイクロソフトに次ぐ地位を獲得している」と強調。中国国内では、そうしたメガクラウドをも凌ぐ断トツのシェアをもっているという。奥山氏は、「中国のウェブサイトの4割以上がAlibaba Cloud上で動いていて、顧客基盤の急拡大に伴い、Alibaba Cloud自身も急速に進化している」と説明した。

 また、奥山氏がAlibaba Cloudの強みとして紹介したのは、セキュリティの強度、そして、AI、IoT、ビッグデータといった領域のサービス群の豊富さだ。Alibaba Cloud上で稼働するシステムに対しては、毎日2億回のクラッキング、ウェブサーバーへの攻撃は2000万回、DDoS攻撃も1000回計測されており、日本や北米のインターネット事情に比べても非常に多い。「Alibaba Cloudには、DDoS攻撃がシステムに届く前に水際で防ぐサービスが無料で含まれているなど、日本の企業にも非常にセキュアなクラウド環境を提供できる」という。さらに、Alibaba CloudのAI、IoT、ビッグデータ関連ツールを活用したソリューションは、幅広い産業分野で中国では浸透しており、「そうした事例を横展開して日本のデジタル・トランスフォーメーションにも貢献できる」として、参加者にパートナーとしての連携を呼びかけた。