また、ファットクライアントのまま活用する場合も、「Windows 10 Pro」以上のエディションに標準搭載されるドライブ暗号化機能「BitLocker」とTPMを組み合わせた暗号化や、PC内蔵の指紋センサーとディー・ディー・エス(DDS)の多要素認証基盤「EVE MA」による二要素認証、PCの内蔵LTE通信機能とワンビの「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」を組み合わせて実現する遠隔データ消去ソリューションなどにより、「VAIOはセキュアかつユーザーの利便性も確保したモバイルワークに貢献できる」(鈴木課長)とした。
さらに同社は、通信そのものの保護についても独自のソリューションを用意する。今後、LTE over IP技術を採用したSIMカード「VAIO Secure SIM」を提供する予定だ。鈴木課長はこのVAIO Secure SIMについて、「利用者が特別な操作をしなくても、安全なリモートワークを実現できる。利用者に何も求めないことこそが、VAIOが考えるセキュリティのあり方で、まさにそうした哲学を反映させたソリューション」と説明し、利用者にもたらすメリットの大きさを強調した。