2020年1月にWindows Server 2008 / Windows Server 2008 R2のサポートが終了する――。サーバーの入れ替えが多発するこの激動期に向けて、Dell EMCは1ソケットタワー型サーバーについて三つの活用用途の提案を強化している 。クラウド時代に今なぜタワー型サーバーが必要なのか。ファイルサーバー、Windows Server Update Services(WSUS)サーバー、データベースサーバーの三つの用途の観点からみていきたい。
根拠は二つある。まず、2019年にIT基盤の大規模変更が発生してサーバーの入れ替え需要が喚起されること。Microsoft SQL Server 2008 / Microsoft SQL Server 2008 R2のサポートが2019年7月9日に終了し、Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2、Windows 7それぞれのサポートが2020年1月14日に終了する。業務アプリケーションについても、改元と消費税率変更に伴うソフト更改が必要になる。オリンピックやラグビーワールドカップなどで海外からの観光客が増える2020年に向けて、セキュリティ脅威の増加に対する対策の強化も求められている。
では、1ソケットタワー型のDell EMC PowerEdgeは、どのような業務ニーズに適するのか。最も典型的な用途として渡辺部長が挙げるのは、ファイルサーバーの入れ替え。「当社の調べによれば、Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2用途の25%はファイルサーバー」という。Windows Server 2008サポート終了が2020年1月に迫った今、既存ファイルサーバーの入れ替え需要は極めて大きいと指摘する。
ただ、Dell EMCはサーバーの単純な入れ替えを勧めているわけではない。Windows Server 2008が登場した頃と違って、現在ではオンプレミスのファイルサーバーとクラウドストレージを組み合わせた「ハイブリッドファイルサーバー」が一般的となっている。
このほか、ソフトウェアのコア課金を抑えることができる1ソケットプロセッサーやSSDが利用でき、拡張性が高いPowerEdge T340では、Microsoft SQL Server 2008 / Microsoft SQL Server 2008 R2用サーバーの後継として充分な選択肢となりえる。現在のSSDは長寿命・低価格・大容量。既存アプリケーションの買い換えや変更を行わずに性能の向上が期待できる。
2020年1月にWindows Server 2008 / Windows Server 2008 R2のサポートが終了する――。サーバーの入れ替えが多発するこの激動期に向けて、Dell EMCは1ソケットタワー型サーバーについて三つの活用用途の提案を強化している 。クラウド時代に今なぜタワー型サーバーが必要なのか。ファイルサーバー、Windows Server Update Services(WSUS)サーバー、データベースサーバーの三つの用途の観点からみていきたい。