Webサイトの表示スピードを改善するための超高速CMS実行環境「KUSANAGI」と高速化エンジン「WEXAL Page Speed Technology」を提供するプライム・ストラテジー。このソリューションを多くの企業・団体に広めていくため、パートナー企業に対する営業支援、マーケティング支援、技術支援などを強化・充実させることによってCMSサイト開発企業のビジネス拡大を支援している。

ECサイトなどに性能問題があるとビジネスに支障

 「TVや雑誌で商品を紹介された直後にアクセスが急増して、サーバーがダウンした」「サーバーが“重く”なったせいか、ECサイトでの離脱率が高まっている」など、ネットショッピングや情報提供を目的とするオウンドメディアを運用しているとトラブルでビジネスに支障が出ることがある。サイトを開発した企業に連絡をとっても、満足のいく対応をしてもらえないこともしばしば。サーバーの台数を増やしても事態が改善しないことも珍しくない。

 プライム・ストラテジーは、このような企業の悩みを解決するための製品とサービスを提供。製品は企業が購入して利用することもできるし、サイト開発企業に導入を依頼することも可能。インテグレーションサービスと毎日の運用管理を代行するマネージドサービスも用意されているので、ユーザー企業は自らの本業に専念できるようになる。

KUSANAGIとWEXALを組み合わせてWordPressなどのCMSを高速に実行

 プライム・ストラテジーの製品群の核となるのは、軽量・高速・セキュアなOS「KUSANAGI」だ。KUSANAGIの実体はLinux仮想マシンになっていて、WordPressをはじめとするコンテンツ管理システム(CMS)を超高速で実行。相原知栄子・企画開発部管掌取締役は「キャッシュやコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を使わなくても非常に速く、動作の安定と機会損失防止を実現できる」とアピールする。また、パブリッククラウドがそのまま使えるので、KUSANAGIを使うために他のクラウドに移行しなくて済むという利点もある。
 
相原知栄子
企画開発部
管掌取締役

 このKUSANAGIの上で動作するのが、高速化エンジンの「WEXAL Page Speed Technology(WEXAL)」である。主な役割は、AI技術でHTMLコンテンツを動的に書き換えて軽量化することによって表示速度を高めること。特にファーストビュー(アクセス時に最初に表示される画面)を高速に表示できるので、ユーザー体験(UX)の改善に大きな効果が期待できる。

 さらに、WEXALに関連したツールとして、「ONIMARU」も用意されている。このツールを利用すると、既存のWebシステムやWebページを解析して「WEXALを適用するとどれだけ速くなるか」の予測が可能。その数値を基に、企業が高速化戦略を立案したり、CMSサイト開発企業が顧客向けの提案書を作成したりすればいい。

 また、サービスとしては「インテグレーションサービス」と日常運用管理の「マネージドサービス」の2種類も提供される。インテグレーションサービスに含まれるのは、導入企業のニーズに合ったパブリッククラウドの提案と移行など。基本的には、既存のCMSをパブリッククラウドに移行することによって、Webサイトの高速化を実現するとともに、セキュリティを担保した環境で安全に運用できるようにするためのサービスだ。

 一方、マネージドサービスではKUSANAGIの運用管理(24時間365日)をプライム・ストラテジーがマネージドサービスプロバイダー(MSP)として代行する。主な監視・管理項目は、仮想マシンとサービスの動作、システムのパフォーマンス、セキュリティ、信頼性・可用性・冗長性など。開発したWebサイトの運用管理は極力MSPに任せて、自らは開発などの“本業”に専念したい、と考えるIT企業には大いに歓迎されることだろう。もちろん、運用管理作業の一部だけをMSPに任せる部分的な利用も可能だ。なお、運用管理ツールとして同社が開発した「KUSANAGI Cloud」には、アラートの自動通知や軽微な障害の自動修復などの自動化機能が標準で装備されている。

CMSサイト開発に携わるIT企業のビジネス拡大に貢献、ライセンス再販や紹介ができる企業とパートナーシップへ

 KUSANAGIの累計稼働台数は、2021年10月現在で5万台超。多くの企業・団体に製品・サービスを提供することを目指して、プライム・ストラテジーはCMSサイトの開発にあたるIT企業に採用を促している。

 また、KUSANAGIとWEXALに関連するサービスやソリューションのライセンスをエンドユーザーに再販売または紹介する企業には、パートナー制度「KUSANGIパートナー・プログラム」を用意。相原取締役は「特にノルマなどはなく、無料で参加できるプログラムになっている」とプログラムの概要を説明する。

 パートナーとなった企業はプライム・ストラテジーのパートナーリストに掲載され、営業同行を含む営業支援、マーケティング支援、技術支援などのサービスも受けられる。営業ツールとして支給されるのは、KUSANAGIとWEXALのカタログPDFファイルやプレゼンテーション資料などのデータだ。

 「CMSの高速化は業種・業態を問わないニーズなので、ビジネス拡大の余地は非常に大きい。当社が掲げるエンタープライズのオープンソースソフトウェアエコシステムの発展を通じて、社会に貢献することにご賛同いただけるIT企業には、ぜひこのプログラムに参加していただきたい」と相原取締役は力を込める。
 
「KUSANAGI」を中心とするオープンソースソフトウェアエコシステム

WebサイトやWebシステムの表示速度や運用に関するアンケート
https://www.seminar-reg.jp/bcn/survey_primestrategy/