シュア・ジャパンのセッションでは、インテグレーテッドシステムズ シニアディレクターである大友裕己氏が登壇し、「WEB会議に続くITの新たな商機は会議室音響機器~今日のWEB会議の課題を解決する『聞き逃さない』音響ソリューションとは~」をテーマに講演した。

シュア・ジャパン
インテグレーテッドシステムズ
シニアディレクター
大友裕己氏

 コロナ禍は会議の在り方を大きく変えた。マイクロホンと音響機器を生かしてビジネス向けソリューションを提供しているシュア・ジャパンが日本企業を対象に実施した調査では、オンライン会議を週2~3回以上行う企業は約80%を占め、オンライン会議が不可欠とする割合が85%になったという。一方、オンライン会議における不満やトラブルは、「音が途切れる」「聞き取れない」「ノイズ」「エコー」と上位五つのうち四つが音声関連で、88%が何らかのトラブルを経験しているとのことだ。

 会議の失敗がビジネスに与える影響も大きい。会議内容の理解が浅くなる、生産性の低下、顧客からの信用の低下、売上減少など、クリティカルな問題と捉えられている。企業の投資は会議室の音声・音響設備など「音」に向かっており、コロナ前より投資が増加すると半数の企業が回答している。

 大友氏はWeb会議で直面しがちな六つの壁として、システム設計、配置・配線、動作テスト、カスタマイゼーション、監視・管理、ユーザー・トレーニングをあげた。その課題にシュア・ジャパンでは、「Stem Ecosystem(小規模から中規模空間向け)」と「Microflex Ecosystem(中から大規模空間・役員会議室向け)」などの製品群を提供している。

 Stem Ecosystemは、音響設備の導入に必要な機器構成作業、設置・機器設定作業、運用管理を簡単に行うことができ、専用の設計ツール、監視・管理ツールも用意している。Microflex Ecosystemは、会議スペースに対応する高い拡張性・柔軟性を備えたプレミアム性を備えている。

 今回、オーディオ・プロセッシング・ソフトウェア「IntelliMix Room」の新機能として追加されたノイズ除去の新機能「AIディノイザー」を紹介。資料などの紙めくりのノイズが完全に消去され、人の声だけがクリアに伝わる様子をビデオで再現した。

 最後に、SIerなどの販売パートナーとの協業例として、「当社は、特に専門性を要するユーザーのニーズ評価、設計、設置と三つのフェーズの支援を強みとしている」と強調した。