シュア・ジャパンのセッションでは、「『音』が変われば日本の会議が変わる―オンライン会議ソリューション導入における協業のあり方―」と題して、インテグレーテッドシステムズ ディレクターの大友裕己氏が、リモート会議の「音声」を改善するビジネス領域について解説した。

シュア・ジャパン
インテグレーテッドシステムズ ディレクター
大友裕己 氏

 Shureは、1925年創業で現在120カ国で事業展開するグローバルなオーディオソリューションメーカー。大友氏は、「アーチスト、政治家、リーダーが聴衆に自身のメッセージを伝えるため、Shureのマイクで音を届けてきた。100年近くの歴史的瞬間を支えた技術とノウハウの蓄積を会議室空間へ展開しており、大きな反響をいただいている」と語る。

 現在のコロナ禍で、会議室で参加者はマスクを装着し、アクリルのパーティションが設置され離れた席で会議をしている。その中で、「安全で誰にも使いやすく、何より聞き逃さない会議スペースをいかに構築していくかが重要なテーマになってきている」と大友氏はいう。

 同社が昨年12月に実施したアンケートでは、オンラインツールの中にある音声と映像のどちらが重要かとの問いに、51%が音声と答え、映像が7%だったという。オンライン会議で困っている内容は、「発言のタイミングがつかみにくい」「部分的に聞こえなくなる」「音声の聞き取りがしにくい」と音に関する問題がトップ3を占めたとのこと。さらに、予算を握る経営幹部も3分の1が音声品質が低いと回答しており、結果として「音声領域へのIT投資の増額が顕著であり、今後も続く見込み」としている。

 このような中でShureは、安全で使いやすい会議室スペースと、聞こえやすい音のソリューションを提供。例えば、在宅環境ではUSBマイクの「MV5C ホームオフィスマイクロホン」を利用することによって、相手側の聞き取りやすさが大幅に向上。オフィスの会議室では、天井に設置するシーリングアレイマイク「MXA910」では、1台で複数の発言者を同時に狙う収音機能やノイズリダクション機能、エコーキャンセリング機能で音声をクリアにするほか、マイクの共有を避けることで衛生面でも効果が期待できる。

 SIer、NIerと協業するにあたっては、会議室設計プロジェクトに、(1)ニーズ評価、(2)設計、(3)入札/契約、(4)構築、(5)設置、(6)検収、(7)サポート――のフェーズがある中で、特に重要なニーズ評価、設計、設置の領域で、シュア・ジャパンのスタッフが同行して支援を行う。「現在ユーザーから問い合わせが増えていて、多拠点の接続を短期間で実施するケースもある」とした。