日本HPのセッションでは、DXやテレワークの実施によってIT部門が抱えている問題とそれを解決するソリューションを、サービス・ソリューション事業本部クライアントソリューション本部ソリューション営業部部長の渕上弘士氏が解説した。

日本HP
サービス・ソリューション事業本部
クライアントソリューション本部
ソリューション営業部部長
渕上弘士氏

 コロナ禍でハイブリッドな働き方やクラウドの併用が常態化し、DXが加速していくと考えられるが「その際、DXやテレワークの推進とセキュリティを両輪で考える必要がある」と渕上氏は指摘する。端末が社外に分散すると従来型の境界防御では対応が難しくなり、サイバー攻撃自体も攻撃者が圧倒的に強いという状況で、企業での対策は必須である。

 ところが、HPが日本も含めた世界7カ国で実施したアンケートによると、IT部門がセキュリティ対策を更新しようとした際、従業員から反対を受けたと8割が回答、板挟みで疲弊しているのだという。「サイバーセキュリティの必要性を説いても耳を傾けてくれず報われない仕事だと感じている」「制限をするIT部門は悪者と感じられている」との回答もともに8割にのぼる。渕上氏は、「セキュリティ対策が足かせになっている。そこを改善しないとDXも進まないため、従業員が快適に働ける対策を考えなければならない。システムが強固になる中で、一番脆弱なのが人間。侵入経路の99%はそこから」と分析する。

 その状況を踏まえ、HPはハードウェア保護と買収したBromiumのテクノロジーを組み合わせて「HP Wolf Security」というセキュリティブランドを立ち上げ、従業員に負担をかけずにエンドポイントを包括的に保護する仕組みを提供する。

 ハード領域では、マザーボード上に組み込まれたHP独自のコントローラがPCの状態を常に監視し、変更や改ざんがあると保護・検知して自己回復する。ソフト側では、人が操作する領域への対策として、Eメール、URLリンク、USBメモリ、コミュニケーションツールからのマルウェア感染を防ぐ。これを実現するのが、仮想化技術を使った「HP Sure Click Enterprise」ソリューションだ。

 さらに、テレワークに最適なPCとしてインテルのEvoプラットフォームに準拠した「HP Elite Dragonfly G2」を提供。「インテルとHPのテクノロジーによって、オフィスや家にあるPCのリモート管理が楽になる。IT部門が快適に働けるお手伝いをしたい」(渕上氏)との考えを示した。