協業はもっと強固にできる “現場で動くCEO”を信条に


SAPジャパン 社長兼CEO ギャレット イルグ
取材・文/木村剛士
撮影/ミワタダシ
撮影/ミワタダシ
週刊BCN 2008年12月08日vol.1263掲載
今年9月、ギャレット・イルグ氏は、アドビシステムズ社長からSAPジャパンのトップへと電撃移籍した。さまざまな企業を経験するイルグ社長は、次のステージとしてERP最大手ベンダーを選んだのだ。そこには、どんな思いがあったのか。多彩な経歴を持つ経営者が今回、その理由と自身が大切にしている経営哲学、そしてSAPの中長期的な戦略を語った。キーワードは「顧客満足度向上」「パートナーとのアライアンス」そして「イノベーション」だ。
木村剛士●取材/文 ミワタダシ●写真
続きは「週刊BCN+会員」のみご覧になれます(会員登録無料)
<会員特典>
1. 会員限定記事の閲覧が可能
2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
Profile
ギャレット・イルグ
(ギャレット イルグ)1984年、三菱電機入社。その後、ロイター、ダウ・ジョーンズ、ウォルト・ディズニー、コロンビア・ピクチャーズを経て、99年に日本BEAシステムズに籍を移し代表取締役社長に就任。02年までトップを務める。その後米本社に移り、05年までシニアバイスプレジデント兼アジアパシフィック地域代表。05年、アドビシステムズに移籍し、代表取締役社長に就任。08年9月15日、SAPジャパン代表取締役社長兼CEOに就いた。
Company
会社紹介
SAPジャパンは独SAPの日本法人として1992年10月に設立された。資本金は36億円で従業員数は約1500人。ERPの最大手メーカーとして、同社パッケージは大手から中堅・中小企業(SMB)向けまで幅広く取り揃えられ、対象顧客も広い。07年には米本社がBIツールベンダーの米ビジネスオブジェクツ(BO)を買収すると発表。ERPの枠組みを超えた品揃えにも動いている。
今年度(2008年12月期)の第3四半期まで(1-9月)の累計業績(US GAAPベース)は、売上高が前年同期比15%増の80億7900万ユーロ(約1兆98億7500万円)、営業利益は、同4%減の15億6600万ユーロ(約707億5000万円)、営業利益率は3.8ポイント下がり19.4%となった。
今年度(2008年12月期)の第3四半期まで(1-9月)の累計業績(US GAAPベース)は、売上高が前年同期比15%増の80億7900万ユーロ(約1兆98億7500万円)、営業利益は、同4%減の15億6600万ユーロ(約707億5000万円)、営業利益率は3.8ポイント下がり19.4%となった。