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安全安心な社会の実現を目指す

NRIセキュアテクノロジーズ 代表取締役社長

建脇俊一

取材・文/岩田晃久 撮影/大星直輝

2023/07/31 09:00

建脇俊一

週刊BCN 2023年07月31日vol.1979掲載

 ランサムウェア攻撃、サプライチェーン攻撃などセキュリティ脅威は拡大を続けている。野村総合研究所(NRI)グループのNRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は、コンサルティング、マネージドセキュリティサービス、ソリューション開発など多岐にわたるセキュリティ事業を展開し、顧客のセキュリティ対策の強化を支援している。1月、社長に就任した建脇俊一氏は、より組織を成長させるために、人材育成、事業の拡大、グループ間の連携強化などを推進し「安全安心な社会の実現」を目指していく考えだ。
(取材・文/岩田晃久  写真/大星直輝)

組織を1000人規模に拡大へ

──1月に社長に就任されました。これまでの振り返りをお願いします。

 責任も大きくなり、やることも増えたと実感しています。就任後は、いろいろなお客様を訪問しました。その中で、当社の現場スタッフが日々、しっかりと支援できていることを評価してもらえました。同時に、これまで以上に期待する声もいただいたので、しっかりと応えていきたいという思いです。

──自社の強みを教えてください。

 コンサルティング、ソリューション開発から導入・運用、ソフトウェア開発、セキュリティ診断、教育など広範なケイパビリティを持っていることが特徴の一つです。そして、これを支えるのが独自のセキュリティインテリジェンスとなります。脅威情報はもちろんですが、法規制や社会動向、セキュリティ技術、市場動向などを高度な知見として蓄積しています。セキュリティインテリジェンスはわれわれの事業の源泉となるので、今後も強化していきます。

 また、ビジネス構想の上流工程からセキュリティを検討するお客様が増えている中で、NRIのコンサルティング事業やソリューション事業と連携し、ビジネスプラットフォームにセキュリティを組み込むといった取り組みができるのも当社の強みです。

──組織を強化するためにどういった取り組みを推進しますか。

 現在、連結での従業員数は721人(23年7月1日現在)ですが、1000人規模まで拡大させる予定ですので、その規模に耐えられる仕組み、インフラ、風土づくりに取り組んでいます。

 人材面では、先ほど述べた広範なケイパビリティがあるので、それぞれの現場で経験を積めますし、リーダーやマネージャーといった責任あるポジションに若手を積極的に起用することもしています。研修は年間での目標時間を設定し、会社がサポートしながら勉強時間を確保できるようにしています。こうした環境を用意することで、社員の成長を促進します。

 セキュリティ事業者は、世の中の脅威動向に合わせた柔軟性や機動性が重要です。会社の規模が大きくなっても、その部分は損なわれないように心掛けていきます。

──事業面ではいかがでしょうか。

 中核ビジネスである、コンサルティング、DXセキュリティ、マネージドセキュリティサービス、ソフトウェア開発の四つの事業をしっかりと成長させていきます。加えて、デジタルトラストの観点で重要となる、データ保護、アイデンティティ管理、セキュリティ管理、といった領域の事業を拡大させて、デジタル社会の実現に貢献したいです。

 また、法改正や政策、制度の変更に伴うセキュリティ強化が求められるケースが増えているので、それに対応するセキュリティサービスを提供していくのも重要だと考えています。

 NRIグループの中での役割としては、セキュリティトラスト機能をNRIのビジネスプラットフォームに実装してNRIのソリューションの価値を高めていくことがわれわれの役目ですので、しっかりと取り組みます。
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外部リンク

NRIセキュアテクノロジーズ=https://www.nri-secure.co.jp/