中小企業をターゲットに

 インターネットビジネスの支援事業を手がけるニューズ・ツー・ユーは、セキュリティの支援ビジネスを本格化する。具体的には、情報セキュリティ全般の教育・研修を目的とした「情報セキュリティトレーニング」サービスを8月から受注開始し、中小企業を中心に顧客企業を獲得していく。初年度は約10社の顧客獲得を目指す。今後は、同サービスを皮切りに、危機管理のコンサルティングや情報セキュリティポリシーマニュアルの作成・修正を支援するビジネスなどを提供していく。

 「情報セキュリティトレーニング」は、情報セキュリティの知識や意識の教育を目的としたサービス。各顧客企業ごとにトレーニング用シナリオを用意することが特徴だ。コーポレート・コミュニケーション部・藤沢葦夫取締役は、「情報トレーニングを行うにあたり、各顧客企業のセキュリティに対する社員教育や情報システムの現状と課題、情報セキュリティポリシーの有無などを把握することが重要だ」と語る。シナリオ作成時は、重要データの盗難・流出、電子メールの不正利用、掲示板への中傷・批判など、日常のビジネスで想定される危機について、顧客企業の経営者や情報システム管理者と綿密な打ち合わせを行う。

 トレーニングは、各顧客企業ごとに行い、1回の受講者は10-20人程度が目安。受講者を2グループに分け、作成したシナリオをもとに被害想定や対処方法、平常時の注意点などを討議し、グループ別に発表する。同社側では、その発表に対しての講評や、情報セキュリティのポイント・実例などを講義する。顧客企業からの質疑応答にも対応し、今後の課題や対策などを指導する。「トレーニング終了後でも、顧客企業が自社内で情報セキュリティに関する危機に関して迅速に対応できるようにするため」という。

 当面は、同社が従来から提供するオンラインサービスの導入企業約110社をはじめ、中小企業を中心に顧客を獲得していく。「将来的にはシステム販社などとアライアンスを組み、需要を掘り起こしていきたい」意向だ。価格は、1回のトレーニングあたり約4時間のプログラムで80万円程度。受講者数やトレーニング内容により異なる。初年度は約10社の顧客企業を見込む。今後は、「当サービスを皮切りに、情報セキュリティポリシーの作成・修正を支援するビジネスや危機管理コンサルティングなどを提案していく」計画だ。