コールセンターシステムをASP(アプリケーションの期間貸し)サービスで提供するコラボス(茂木貴雄社長)は、サービスメニューの多様化を進める。これまで本格的なコールセンター業務に必要なフル機能をASP方式で一括提供することを強みにしてきた。しかし、これが「多様化・細分化する需要」(茂木社長)に対応しきれない原因にもなっていた。このため、今年度(2005年3月期)末までにサービスメニュー体系をより詳細に分け、需要に合ったきめ細かなサービスの提供で利用社数の拡大を進める。

 同社がターゲットとする100ブース以下の中小規模ユーザーでは、本格的なコールセンター業務に必要な機能すべてに対する需要より、CRM(顧客情報管理)システムやSFA(営業支援)システムとの連携など一部分だけの需要が多くなる傾向が強い。100ブース以上のユーザーでは、ASP方式よりPBX(構内交換機)などの機材一式を購入した方が安くなるため、同社では主に中小ユーザーをターゲットとしている。

 また、ネットワークのIP化により、電話とコンピュータの融合が進み、少ない投資額でコールセンターを開設する中小規模利用者が急増してきたことも需要の多様化、細分化が進む背景にある。こうした需要に対応するためCRM、SFAなどへの対応の強化、IP化の推進などを盛り込んだメニュー体系の多様化を今年度末までに進める。

 コールセンターシステムのASPサービスを始めてから約2年が経過しているが、この間に獲得した利用社数は約20社の200ブース程度で、「満足できる数字ではない」(同)と、コールセンターのASPサービスの利用社数の伸び悩みに不満を示す。サービスメニューの多様化を進めることで、来年度(06年3月期)末までに500ブースの受注獲得を目指す。