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関西アーバン銀行 新本店ビル1階にITプラザ ケイ・オプティコムなどが協力
2004/10/25 21:11
週刊BCN 2004年10月25日vol.1061掲載
新本店ビルは、御堂筋と長堀通が交差する西心斎橋に立地。周辺は最近、欧州の有名ブランドの直営店が集積するようになっており、従来の銀行本店とは異なるハイライフな情報発信基地として、近隣環境とのマッチングを図る。
銀行内部では、貸し金庫にいずれも日本初となる虹彩認証システムや保管品画像撮影システムなどを配備。また、縦型プラズマディスプレーを用いた周辺情報提供ボードから取り出したクーポンを利用して飲食や買い物を行った場合には、定期預金の金利を優遇する新商品も開発した。
アーバンコンサルティングプラザ内には、ケイ・オプティコムが運営する光ファイバーや無線LANを利用したインターネットカフェ「opti c@fe」を開設。大阪のビジネスセンターという土地柄にも配慮し、中国語や韓国語対応のパソコンも配備した。テレビ大阪は、サテライトスタジオを開設し、テレビ番組の収録や中継など、コンテンツの多様化を図る。さらに、大阪府などが組織するおおさかユビキタスネットワーク普及促進協議会のイベント・観光・交通情報端末であるタウンアクセスポイント端末も設置する。
伊藤頭取は、「金融機関がITなどを利用する事例は、東京発のものばかり取り上げられるが、何から何まですべて東京というのでなく、大阪もまんざらではないアイデア・元気・意地を全国に示したい」としており、今後3年程度かけて模様替えする各支店についても、ITを活用した利用者本位の店舗としていく考えだ。
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