日本ビジネスコンピューター(JBCC、石黒和義社長)は、来年度(2006年3月期)末までに主力の自社ERP(統合基幹業務システム)「エンタープライズビジョン」のJava版を開発する。すでに一部のJava版エンタープライズビジョンの開発に着手しており、今年度(05年3月期)末までの開発費として約1億円を投じている。

 エンタープライズビジョンは、既存の財務会計や販売物流、人事給与、生産管理などの業務アプリケーションを今年度から統合してシリーズ化したもので、これまでは主にIBMの統合アプリケーションサーバー「iシリーズ」に対応していた。

 だが、大型のUNIXサーバーから低コストで運用できるPCサーバーへのダウンサイジングが「本格化している」(近藤隆司・マーケティング製品営業企画兼ソリューションコンピテンシーセンター担当)ことから、Java版のエンタープライズビジョンの開発を決めた。なお、iシリーズ対応のエンタープライズビジョンの開発も引き続き力を入れる。

 PCサーバーは、IBM「xシリーズ」をベースとして位置づけ、基本ソフト(OS)としてLinuxやウィンドウズ、業務アプリケーションとしてJava版のエンタープライズビジョンを搭載して顧客企業に提案する。

 2月上旬には、UNIXサーバーなどからのダウンサイジングを検証する「ソリューション・コンピテンシー・センター(SLCC)」を東京都内に開設する。SLCCでは、JBCCの約250社の販売パートナーや顧客企業に向けて、PCサーバーへの移行やJava版エンタープライズビジョン導入のメリットなどを訴求する。来年度以降、名古屋や大阪にも同様のセンターを開設する予定だ。