フィッシング(インターネット上の詐欺)対策ソフト開発・販売のセキュアブレイン(成田明彦社長兼CEO)は、企業向けフィッシング対策ソフト「フィッシュウォール」を近く発売するのを機に、販売パートナー網の構築に乗り出す。

 販売パートナーを、流通商社などで構成する「マスターリセラー」と、エンドユーザー向けにシステム構築を手がけるシステムインテグレータで構成する「SIパートナー」の2つに区分。両パートナー合わせて「今年6月までに5社を確保する」(田島久行・取締役テクニカルディレクター)考えだ。

 自社の営業担当者による直接営業に加え、ITベンダーを通した間接販売も手がけることで、発売後1年間で導入企業数30社、1億5000万円の売上高を見込む。

 田島取締役は、パートナーの選定について、「マスターリセラーは幅広い2次店を持っていることと、2次店のサポートができる企業。SIパートナーでは金融機関に強いシステムインテグレータを中心に選んでいく」としている。まずは、金融機関やEC(電子商取引)サイト運営企業をターゲットに営業展開していく戦略だ。

 フィッシュウォールは、企業が自社のウェブサイトがフィッシングサイトでないことを証明するためのツール。価格は無制限アカウントで3000万円。フィッシングは、金融機関などからの正規メールやウェブサイトを装い、暗証番号やクレジットカード番号などを搾取する詐欺。米国を中心に被害件数が増加しており、フィッシング撲滅推進団体の米APWGによれば、2005年1月に報告されたフィッシング対策サイトは、04年12月に比べ約50%増の2560件に達するとしている。