SSL-VPN(仮想私設網)に特化したビジネスを展開する米アベンテイル(ワシントン州、エバン・キャプレンCEO)は、VPNプラットフォームの新バージョン8.5を搭載したリモートアクセスソリューション「アベンテイル スマートSSL VPN」の提供を開始した。

 サラ・ダニエルズ・プロダクトマネージメントアンドマーケティング担当副社長は、世界のVPN市場のなかで「SSL-VPN市場は全体の約5%を占め、さらに年間平均44%で成長している」ことから、今回の「アベンテイル スマートSSL VPN」により「世界で初めてIPsecに置き換わるVPNとして市場拡大を狙う。IPsecとSSL-VPNのそれぞれの弱点をカバーできることを強みに、IPsecリプレース需要を取り込んだ戦略を展開する。

 同社は、中堅・中小企業(SMB)向けを中心として日本市場強化のため、今年2月に日本の販売サポート拠点を開設した。セールスディレクターに田中一成氏が就任。営業力を補うため来月にはエンジニアを配置する予定で、「パートナーのバックエンドなど、これまで弱かった部分をカバーする」(田中セールスディレクター)方針。日本市場戦略強化により、「SSL-VPNの日本でのシェア約10%(金額ベース)」を今年度(2005年12月期)は、「20%に引き上げる」(田中セールスディレクター)狙いだ。

 「アベンテイル スマートSSL VPN」は、完全なセキュリティとコントロールを実現したセキュア(安全)な通信をネットワーク上のすべてのアプリケーションとリソースに提供する「スマートトンネリング」などの新技術を採用したことで、IPsecとSSL-VPNの弱点をカバーした。自宅のパソコンやインターネットカフェなどあらゆる端末からどこからでも基幹アプリケーションにアクセスできることが特徴となっている。

 VPNプラットフォームの旧バージョンを採用している既存のユーザーにはアップグレードで対応する。