欧州市場開拓へ、フルスロットルで加速──。

 エレコム(葉田順治社長)は、欧州各地を転戦し、人気の高いフォーミュラカーレース「2005年ワールドシリーズbyルノー(F3000)」に参戦する日本人ドライバー・福田良選手と年間スポンサー契約を結んだ。

 福田選手は、16歳の時に単身渡仏し、フランスフォーミュラ3(F3)のチャンピオンになった経験を持つ。今年はF3からステップアップし、最高峰のF1への登竜門となるワールドシリーズbyルノーに「ソルニエ」チームから参戦する。

 一方、エレコムは、03年3月のエレコムUK(英国)を設立して以来、04年9月にエレコム・ドイチェラント(ドイツ)、同年12月にエレコム・イタリー(イタリア)を相次ぎ設立、欧州での事業展開を加速している。

 昨年、IT企業によるプロ野球参入が話題になった際、葉田社長は「野球はもういい。うちは欧州で事業展開しているから、人気のスポーツならサッカーなどがいいかもしれない」と話し、スポンサーとなることでスポーツ分野を使い社名を売り込むことを考えていた。サッカーとともに欧州で人気が高いのがモータースポーツ。なかでも地域開催ではトップカテゴリーとなるF3000で今回、念願のスポンサー契約を実現した格好だ。

 すでに、今年の第1戦であるベルギーのレースは終わっており、福田選手は第1・第2レースとも完走し、ポイントを獲得。10月に開かれる第9戦(イタリア・モンツァ)まで、欧州各国を転戦する。福田選手同様、フルスロットルで欧州市場を席巻したいところだ。