石川県情報システム工業会(ISA、細野昭雄会長=アイ・オー・データ機器社長)はこのほど、ホテル日航金沢で創立20周年の記念式典を開催した。

 ISAは1986年4月、北陸システム工業会に加盟していた石川県内の企業12社を中心に、新たに13社を加え25社でスタートした。情報処理技術者の育成・確保の観点から、金沢で情報処理技術者試験を受験できる環境を整えたいというのが原点。コンピュータのダウンサイジングが進むなか、石川県内でもIT関連企業が相次いで誕生し、現在では会員数約120という規模に拡大した。また、ISAが主催する「e-メッセ金沢」は、日本海側では最大のデジタル総合展に成長。5月19日から21日まで開催された今年の展示会は約5万人を集めた。

 記念式典では細野会長が「この20年は会員数や事業領域も拡大し、大きく飛躍した20年だった。歴史は浅いが、今後ますます社会の変化が激しくなるなか、ベテランと新風を吹き込む若手が大いに知恵を出し合って、一層の発展を目指したい」と挨拶。

 来賓として祝辞を述べた谷本正憲・石川県知事も「石川県にも情報サービス産業が根付き、全国でもトップクラスの集積ができた。(ISAの歩みは)情報サービス産業を石川県の基幹産業に据える歩みだった」と、その活動を評価した。

 式典では、この20年の発展に尽力した島村茂中小企業診断協会石川県支部長ら7人の功労者が表彰された。さらに会員企業の担当者が、サービス事業、ソフト開発、ハードウェア、コンピュータ販売の部会に分かれて議論した成果を「未来への提言」として披露。会員企業間のコラボレーションや一層の発展のための新たな枠組みつくりなど、新たな活動の方向性なども示された。