ソフトクリエイト(林勝社長)は、オービックビジネスコンサルタント(OBC、和田成史社長)が開発・販売する基幹業務ソフト「奉行シリーズ」に連携するセキュリティソフトシリーズ「岡っ引き」を開発、6月10日から販売開始した。「奉行シリーズ」を導入している中小企業をターゲットに、発売後1年間で50社以上への納入、売り上げ1500万円以上を目指す。

 「岡っ引き」は、3つのソフトで構成した。外部メディアへのコピー禁止や印刷制御機能の「岡っ引きType A」(価格は10万円から)、ハードディスクを暗号化する「同Type B」(同75万円から)、ログ(情報の記録)収集の「同Type C」(同10万円から)。OBCの奉行シリーズを導入している情報システムとの連携が容易に図れる。

 セキュリティソフトベンダーからソフトを調達し、ソフトクリエイトが「奉行シリーズ」と連携可能にするためカスタマイズした。調達したソフトは「TypeA」が「インフォバリア」、「TypeB」が「セーフブート」、「TypeC」が「ウォールウォッチャー」となっている。

 製品企画を担当した青木健一・IT営業部課長は、「中小企業でも扱いやすくすることを考えて機能を絞った。製品選定では、奉行シリーズと連携しやすく実績のある製品を選んだ」と話す。

 林宗治・専務取締役はセキュリティ事業について、「中堅企業以上では確実に投資に結びついてきたが、中小企業ではまだビジネスに結びついていない」と説明。そのうえで、「岡っ引きを投入することですぐにビジネスが拡大するとも思っていないが、中小企業に情報セキュリティの必要性を促すだけでも価値がある」と、ビジネス拡大だけでなく啓蒙活動の一環ともしている。

 ソフトクリエイトは、OBCの「奉行シリーズ」の販売パートナーとして、これまで約950社、1700本以上を販売してきた実績がある。2004年3月には、OBCに第3者割当増資を行うなど資本提携関係にある。