ソフト開発のサイバーテック(橋元賢次社長)は、フィリピンのセブ島に自社開発センターを6月1日に開設し、XMLベースのシステム開発体制を強化した。低価格な開発費を武器にシステム案件を増やしていく方針。

 開発センターの人員は、開設時点で10人弱。来年3月までには50人体制にまで増やす計画。国内スタッフをセンター長として出向させ、センター長以外は現地でスタッフを採用することで、1人あたりの1か月作業費用を約30万円に設定した。小野雅史・取締役マーケティング推進室は、「システム案件を増やすため、1人月のコストが他社よりも安いことをアピールしていく」という。当面は、複数の国内SEが日本と開発センターを行き来する“ブリッジ”役を務めることで品質を高めていく。

 開発センターの設置は、自社ブランドの製品開発につなげるため。データベースソフト「サイバーラクセオン」を中心にXMLベースのパッケージシステムを増やすことが狙いだ。

 「ここ数年、日本人のSE不足が深刻になっているなか、当社でも海外企業へのオフショアを実施してきた。1人月のコストは下げられたものの、開発ノウハウが自社内に残らないことが課題となっていた」という。

 昨年からパイロット的にセンターを稼働させ、システム案件を増やせるとの判断で本格的に開設することになった。セブ島を選んだのは、「日本語や理工学を学んだ学生が多いため」としている。

 また、開発センターを活用してオフショア事業を手がけることも検討しており、中小SIerを対象にアプローチ。「今年末までに10社程度は見込める」としている。