システム開発の豆蔵(荻原紀男社長)は、受託開発などを行うオープンストリーム(山内喬之社長)の発行済株式53.4%を取得し、9月末までに子会社化する。豆蔵が独自にもつ要求開発「enThology(エンソロジー)」をベースとして、上流の企業の情報戦略策定から、オープンストリームの独自プロジェクト管理手法などを利用したシステム開発までを一貫して提供する。

 企業の情報化投資は、要件定義の検証が不十分で、4分の3が失敗しているといわれる。豆蔵では、ビジネスの根幹である業務にかかわる段階から、評価・分析・標準化を推進するため、経営工学やソフトウェア工学などを基に、上流工程の要求開発を「エンソロジー」として体系化している。オープンストリームは、「EASEL(イーゼル)」と呼ぶ独自のプロジェクト管理手法やJava環境のオブジェクト指向やSOA(サービス指向アーキテクチャ)などを利用したシステム開発に実績をもつ。

 豆蔵の山岸耕二・副社長は「両社の方法論の整合性をとることで、オープンストリームは、豆蔵の要求開発を得て、直接案件を獲得することができる」と話す。また、「豆蔵が獲得した上流案件のシステム開発を、自社内で賄える」(同)という。

 豆蔵は10月3日付で、会社分割で持株会社「豆蔵OSホールディングス」に商号変更する。この傘下に豆蔵、オープンストリーム、ソフト開発・販売のチェンジビジョンをホールディングカンパニーとしてグループ形成する。