日本IBM(大歳卓麻社長)は、米AMDのプロセッサ「Opteron(オプテロン)」を搭載したx86系サーバーおよびブレードサーバーの新製品を今後合計で5モデル販売する。これに併せ、日本エイ・エム・ディ(日本AMD、ディビッド M.ユーゼ社長)と営業およびマーケティング面で協力する。

 マーケティングでは、主要ターゲット市場である金融、通信、製造業に拡販するための販売戦略を共同で立案する。営業面では販売目標と案件情報の共有化を図り、両社の営業担当者が共同で顧客にアプローチする。そのために、日本IBMの「System x事業部」と、日本AMDの「マーケティング本部」および「エンタープライズビジネスデベロップメント本部」が連携。日本IBMの営業部門と、エンタープライズビジネスデベロップメント本部およびIBM専任担当者8人で「Cool SWAT(クールスワット)チーム」と呼ぶ専門部隊をつくった。日本AMDでは、IBM専任担当者を現在の8人から「年内に10人、07年には20人に増やす」(ユーゼ社長)計画を示している。

 ユーゼ社長は、「米国市場でのAMDのシェアは、ブレードサーバー市場で50%以上、4Wayサーバーで48%のシェアを持つ。それに対し、日本におけるOpteronのシェアはわずか2.9%と低い。年内にはこの数値を10%まで高める」と話し、今回の協業による拡販に大きな期待を示した。一方、日本IBMの藤本司郎・システム製品事業・システムx事業部長は、「x86系サーバーは、パートナーにどの程度担いでもらえるかが重要であり、代理店に対して製品の優位性を広く認知させていきたい」と話した。また、インテル製品とのすみ分けについては、「どちらの製品も搭載するが、この分野で現時点でのテクノロジーはAMDのほうが上」と述べた。