NTT西日本-三重(伊藤彰敏社長)は、三重県のソフト開発会社アイズ(川邊浩社長)の開発したシンクライアントOS「TRANSPORTER(トランスポーター)」の販売を開始した。

 同OSは、CD-ROMやUSBメモリなどの外部メディアから起動する軽量OSで、通常のパソコンに搭載すると、ハードディスクや周辺機器へのアクセスを不能にして、シンクライアントとして活用できるようになる。パソコンの内部に情報が保持できないため、情報漏えいなどのリスクがないセキュアなシステム環境を実現できる。

 高額なシンクライアント専用端末を導入しなくても、オフィスにある既存のパソコンのほか、ソフトのバージョンアップができない中古パソコンを活用して、低コストで構築できるのが特色だ。

 また、トランスポーターからしか接続できないネットワークに機密性の高い業務用サーバーを設置することでワームや不正攻撃、さらには未知の脅威も防止できる。

 価格は1ライセンスで1万5000円。

 NTT西日本-三重では、1人1台のパソコンが行き渡っていない教育機関などを対象に販売する。第一弾として8月末に三重県内の教育委員会に300ライセンスを納入した。14校の小中学校にファイルサーバーと親サーバーを設置し、教員の持ち込みパソコンをUSBメモリで起動させてシンクライアントとして活用する。今後は、県内の小中高校の1万7000人の教員向けに拡販をすすめる計画だ。