アラクサラネットワークス(和田宏行社長)は、10ギガビット対応のシャーシ型基幹スイッチ「AX6300S」シリーズと「AX6700S」シリーズを2006年11月から出荷する。NGN(次世代ネットワーク)を視野に入れた製品として通信事業者や企業に販売。同製品群を軸に、07年度(08年3月期)末までに国内スイッチ市場で20%のシェアを目指す。

 「AX6300S」と「AX6700S」は、自動化技術「ON-API」の搭載で運用管理のコストが削減できることに加え、映像・音声・データの同時配信が可能な“トリプルプレイ”対応で快適なネットワーク環境を維持できる。検疫や認証といったセキュリティ機能の搭載などネットワークの堅牢性も強化されており、「NGNを先取りしたIPベースの統合ネットワークシステム構築が可能な基幹スイッチと位置づけて販売していく」(滝安美弘・マーケティング本部長)という。価格は521万8500円からと、他社製の基幹スイッチと比べ低く設定してしている。

 「企業がネットワークシステムをリプレースするのは、4-5年が一般的だ。そのため、現段階からNGNに対応している製品であることをアピールすれば、通信事業者だけでなく、企業の導入も促せる」としている。販売台数は、今後3年間で5000台を見込む。

 同社は、これまでハイエンド製品の「AX7800」シリーズをはじめ、コンパクトギガビット対応スイッチである「AX2400S」や「3600S」などを市場に投入し、製品ラインアップを拡大している。今年2月には、運用や管理の自動化が可能なコンセプト「OAN(オープン・オートノミック・ネットワーキング)」を掲げ、基盤技術の「ON-API」を開発。ミッドレンジスイッチ「AX2400」や「AX3600」には、同技術を搭載しており、コンピュータとネットワークのシステム連携強化を図ることでマーケットシェア拡大を急いでいる。

 滝安本部長は、「今回の製品で、製品のラインアップがほぼ出揃った。通信事業者向けスイッチの販売では、国内でシェア2位まで上がっている。企業向け販売を増やしていくことで、来年度末までに20%のシェアを獲得する」としている。