サイボウズ(青野慶久社長)は、企業向けブログソフト市場に進出する。各社員が持つ情報を気軽に社内で共有するためのソフトで、無償のベータ版を今月3日にウェブサイトからダウンロード配布を開始。11月末までに正式商用版をリリースする。正式版の価格は、10ユーザーで7万9800円。サイボウズでは、ベータ版の配布を3000件以上達成し、正式版は発売後1年間で2000社強への納入を目標にしている。

 新ソフトの名称は、「CybozuBlog(サイボウズブログ)」。ウェブアプリケーションソフトで、各社員が持つ業務知識やノウハウをブラウザから記入し、他の社員が書いた情報を閲覧・コメントを記入する。社内間での情報共有を図り、業務の効率化や生産性向上に役立てる。企業で活用するためのブログ機能を「すべて揃えているオールインパッケージであることと、ブログソフト市場で最安値」(中光章・プロダクト本部プロダクトマネージャー)という。社員1人が複数のブログを作成することが可能なほか、アクセス権限やワークフロー、サイボウズ製グループウェアとのシングルサイン機能なども備えている。ブログエンジンはグループ会社のフィードパス製を使い、約3か月で開発した。

 ソフトウェアの動作環境は、OSが「Windows 2000 Server(SP4)」と「同 Server 2003 Standard Edition」。ブラウザは、「Internet Explorer 6」および「FireFox 1.5」。動作保証はしていないが、「WindowsXP Pro版」でも動作可能。

 販売は、専用サイトからのダウンロード販売と、販売代理店を通じた間接販売で行う。発売記念キャンペーンとして、ベータ版を利用し正式版リリース後1か月以内に購入した企業には、100社限定でライセンス費用を半額にする。まずは、サイボウズのグループウェア導入企業約2万3000社への営業活動を積極的に行う。

 中光プロダクトマネージャーは、「企業内ブログは70%以上が関心を示しているものの、導入企業はまだ数%レベル。これからが本格的普及期」と市場環境を説明している。