キーウォーカー(真瀬正義社長)は、ブロガーの属性などをビジュアル化して表示するブログ解析エンジンサービス「ブログスフィア」α版を、10月から一部ユーザーに限定して公開した。日本語自然文意味検索技術を応用したBLOG解析エンジンによって、約3000万件のブログの内容を解析し、傾向を表示する。

 キーウォーカーは、独自に開発した日本語自然文意味検索エンジンの実用化に取り組んでおり、今年3月には、同エンジンを活用した自然文意味検索対応ブログ検索サイト「KEYWALKERブログ検索」を開設している。

 従来のブログ検索では、単にそのキーワードを含むブログ記事を表示するだけだったが、今回、新たにサービスを開始した「ブログスフィア」α版は、同エンジンを活用することで、ブログの文脈から、書き手の性別、居住地、年齢、家族構成などをプロファイリング。その結果をビジュアル化、あるいは数値化して表示できる。

 具体的には、「男女比」「年代構成」「趣味」「職業」「配偶者の有無」のほか、「買ったもの」や「欲しい物」の一覧、「居住地(県)」といった属性検索、さらに、検索されるキーワードが地域別にどれだけ多く使われているかを分析する機能も用意している。

 「例えば、トヨタの『レクサス』と入力すれば、レクサスに興味がある人が、どんな属性なのかがわかる。また、将来的にはレクサスに興味がある人がどんな雑誌や、どんなテレビ番組を見ているのかといった分析も可能になる」(真瀬社長)そうだ。

 これまで把握することができなかったキーワードとブロガーとの相関関係を明らかにできることから、「ブログを活用したマーケティングやデータ収集分野での利用を期待したい」と見通しを語る。

 10月からのα版によるサービスは、マーケティング会社やPR会社、広告代理店など、約300社のユーザーに利用を限定しており、「開発状況やサービスの負荷などを考慮した。α版の運用を通じて、ブログスフィアの精度をさらに高め、解析できる項目の増加やインターフェースの改良を行ったのちに、来年3月にも一般ユーザーに公開したい」としている。