【ソウル発】韓国大手ポータルで訪問者数ではNaverに続いて2位のDAUMコミュニケーションがGoogleと契約、韓国インターネット業界には緊張感が漂いはじめている。Googleは検索サイトとしてのシェアは4%ほどしかなく、人気のないサイトに転落していたが、韓国法人は今後、社員数を増やし積極的に攻めに転じる方針を示した。一部では、GoogleによるDAUM買収説まで浮上している。

 DAUMはCPC(Cost Per Click)の検索広告の収益拡大のためGoogleと戦略的に提携、1月から適用すると発表した。今回の提携でDAUMはGoogleの広告システム「アドセンス(AdSense)」を導入することになる。アドセンスは、掲載順位選定方式で広告費、実際のクリック率など多様な要素を組み合わせ、検索語との関連性と情報の質が高い順に表示させることができる。

 両社は共同で検索を基盤としたマーケティング活動をすすめ、今後の検索ビジネスの展望と方向性に関するカンファレンスを開催、検索広告市場攻略のための緊密な協力関係を構築する計画。両社の提携は広告に限らず、韓国ポータルサイトの運営全般に影響を与えるとの見方が有力だ。GoogleはDAUMにターゲットを絞った広告主を募集するなど意欲的だ。

 またGoogleは、Empasとも再契約に成功した。DAUMとEmpasを味方につけることで韓国内にR&Dセンターを設立、地位を固める戦略をとっている。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)