PFU(輪島藤夫社長)は、小型スキャナ「ScanSnap(スキャンスナップ)」と電子文書管理ソフト「楽2(ラクラク)ライブラリ パーソナル」の新版を開発し、2月10日から販売を開始する。発売に併せて、セットモデルを初めて用意。両製品を個別に買うのに比べ価格も下げた。値頃感を打ち出すとともに、ハードとソフトを組み合わせることで紙文書の電子化ニーズを掘り起こす。

 スキャナの新製品「ScanSnap S510」は、昨年2月以来のバージョンアップモデル。「ScanSnapシリーズ」は、ビジネス用途に適したオフィスデスクにも置ける小型スキャナとして日本市場ほか海外でも販売し、昨年11月末時点で11万台を出荷した。親会社の富士通を通じた販売が過半数を占めるが、家電量販店やSIerを通じても販売する。国内市場よりも海外に強く、全販売台数の約6割を海外が占める。

 新モデルでは、ハードの仕様変更はなくソフトの機能充実を図った。スキャンした電子文書を数回のクリックで保存やメール送信、印刷できる「クイックメニュー」画面を追加。スキャンする文書をワンクリックで「Word」と「Excel」に平均15秒で変換する機能も付加した。価格は前モデルと変わらず4万9800円(直販価格)。

 一方、電子文書管理ソフトの新版「楽2ライブラリ パーソナル V.4.0」は、電子文書をPDF化して管理するためのソフトウェア。これまで2万ライセンスを販売した。実物のバインダーのような管理画面で、電子文書を保存。電子データに付箋や注意事項などを書き加えることが可能だ。前版から約1年半ぶりの新版で、「ScanSnap」との連携を強化。スキャンした電子文書を「楽2ライブラリ」で管理するバインダーを好きな場所に保存することなどが容易にできるという。価格は前版と同一の2万5200円(直販価格)。

 新製品の発売を機に、両製品のセットモデルを今回初めて用意した。セット価格は直販価格で5万9800円。両製品を別に購入する場合に比べて、1万5200円安価に設定し値頃感を出した。両製品の連携を強化したことで、ハードとソフトを組み合わせたモデルも販売を伸ばすためには必要と判断。商品化に至った。セットモデルは期間や数量に限りなく販売し、発売後1年間で5000セットの販売を目指す。個別での1年間の販売目標はスキャナ30万台、ソフトは2万本としている。