大塚商会(大塚裕司社長)の2006年度(06年12月期)連結決算は、サービス&サポート(S&S)事業が4期連続で2ケタ成長するなど4期連続の増収増益で過去最高を更新した。顧客管理・営業支援システム「SPR」で見込み客の発掘や生産性が向上するなど「複合型商談」が増加。顧客単価が前年度比3%高まったことなどが好業績につながった。

 昨年11月に連結子会社であったサイオステクノロジー(旧テンアートニ)の出資比率を46%に引き下げ、持分法の関連会社にした影響はなく、連結の売上高が前年度比5.9%増の4336億円、営業利益が同19.4%増の261億円、経常利益が同19.3%増の264億円、当期純利益が同33.0%増の156億円と最高益を更新した。単体でも初めて売上高が4000億円を超え、売上高、営業利益、経常利益、純利益とも期初計画値をクリアした。

 大塚社長は「景況感の改善や堅調な企業業績を背景に、IT投資が引き続き好調に推移した。ITを活用した経営改革ニーズや法令・公的手続の電子化への対応、システムのアップグレード、情報セキュリティ対策の強化などが影響した」と述べた。また、独自開発の「SPR」が進化、提案力が向上し「複合・総合提案」ができて「顧客単価をアップすることができた」(同)という。

 セグメント別では、システムインテグレーション(SI)事業が2634億円(前年度比2.0%増)、S&S事業が同13.1%伸びて1687億円に達した。顧客企業別では、特に「卸売業」向け売上高が前年度に比べ146億円増えている。大塚社長は「製造業の好調さが、全業種に波及してきた」と分析する。