ノーテルネットワークス(ニック・ブルーデンヒル社長)は、次世代ネットワーク網に適した製品のラインアップ拡充を図る。NTTの“NGN構想”をはじめ、各通信事業者がネットワークシステムのリプレースに多大な投資を行うことを受けての戦略だ。PBXメーカーとのアライアンス強化も狙っており、成長路線の整備に力を注ぐ。

 通信事業者向けビジネスを取り巻く環境は、NTTが今年前半までフィールドトライアル、後半から構築、実稼働に入ることを予定するなど、新しいネットワークシステム構築の準備が徐々に進められつつある。そのため、同社では「今後、市場投入する製品はすべて次世代ネットワーク網に対応させる」(高木淳・キャリアIPテレフォニー/NGN担当テクニカルスペシャリスト)ことを計画している。通信事業者の次世代ネットワーク網でスイッチやルータを導入した実績をもとに、2008年以降から立ち上がるといわれている法人市場での次世代ネットワークシステムへのリプレースにつなげ、国内事業の拡大を図っていく方針だ。

 ワールドワイドでは、米国本社がネットワーク関連機器市場で上位シェアを確保しているものの、日本ではシェアが低いのが実情。しかし、最近では同社の広域イーサネット機器などの評価が高まっており、PBXメーカーが提携を強化するケースが出てきている。また、同社のネットワーク製品とISVのアプリケーションサービスとの連動強化を徹底。ワールドワイドレベルで協業している米IBMや米マイクロソフトなどのソフトと互換性を強化したことで「統合的なソリューションを提供できるようになった」としている。こうした動きで国内市場でのシェアを拡大していく考えだ。