日本ユニシス・ソリューション(籾井勝人社長)は、インドのソフトウェアテストベンダー、スタッグ・ソフトウェア(T・アショック社長)の統合的テスト方法論を利用して品質管理を強化する。スタッグの日本代理店であるアイ・ブイ・スクエア(IVスクエア、谷崎護久社長)と、このほど技術協定を結び、日本ユニシスグループが受注するソフト開発工程のテスト環境を整備するために、企画・コンサルティングなどに関する支援を受ける。

 日本ユニシスは2年前、相次ぐ「不採算案件」を根絶するため、「品質保証部」を新設して、受託ソフトの開発プロセスなどを大幅に見直してきた。この総仕上げとして、スタッグが保有する統合的テスト方法論「STEM(STAG Test Engineering Method)」を基盤として、全社的にソフトテストのプロセス標準化を推進する。

 代理店のIVスクエアは、スタッグのスタッフと一緒に、同方法論を日本ユニシスに定着させるため、テストプロセスの適用や企画・設計・導入をコンサルティングするほか、IT技術者の育成体制を社内に体系化する支援を行う。

 IVスクエアの谷崎社長は「ソフトテストは、IT技術者の“個人技”に頼っていた。日本ユニシスは、この点を改善するため、STEMに着目し、論理的な技術論の定着を目指しているようだ」と話している。特に、コーディング前の単体テストなどで、STEMの理論が適用される見通し。

 インドのベンガルール(旧バンガロール)に本社を置くスタッグのSTEMは、ビジネスリスクを最小化するための技術やプロセス、メトリクスとツールの集合体。テストは、検出すべき欠陥に焦点を当て最適なテストを3軸(レベル、技術、タイプ)の組み合わせで実施する方法などがある。ソフト開発の初期段階からテスト活動を開始する方法も備えており、米ソフト会社向けなどに実績がある。